ヴェンデット徹底研究・おすすめデッキ構築とプレイング解説【デュエルリンクス】

デュエルリンクス

❸ プレイングについて

実は執筆時点でのヴェンデット歴は3週間です。未だにプレミしますし、今から書くプレイング論も恐らくまだ浅いです。優しい目で見て下さい…

其ノ壱 : 基本的な注意事項

よくあるミスを例に紹介するのが分かりやすくて良いかなと思いますので、5つほど紹介します。

① アニマでスレイヤーが出せない

アニマの項に書いた通りです…
蘇生制限の把握は徹底しましょう。

② バスタードを墓地に落としても効果が使えない

これはデッキの中身無駄遣いが原因で起こります。

バスタードもスレイヤーも、サーチ対象がデッキに残っていないと効果を発動することが出来ません。

特にスレイヤーの落としすぎに気をつけましょう。デッキに残すプレイングも重要です。

③ ナイトの連続パンチが発動しない

ヴェンデットモンスターの枯渇が原因です。同様の問題でスレイヤーの打点が上がらない事件もあります。

墓地リソースの管理を意識しましょう。

④ スレイヤーが落とせず、後続が続かない

調子乗って展開がしすぎるとよくこの事態に陥ります。

展開する余力を残す工夫をしましょう

⑤ ナイトでスレイヤーを落とす前にバースを発動

これ少し難しいかもしれません。ナイトでスレイヤーを落とさない場合、スレイヤーは手札からバースで出ます。ハンド2枚消費で、ナイト貼ると3枚消費です。

一方先にナイトでスレイヤーを落とすと、ヴェンデットモンスターを1枚デッキから補充し、墓地のスレイヤーをバースで特殊召喚します。ハンド消費はナイト、バースの2枚で済んでいます。

無自覚にこれやるとアド損1です…
墓地にヘルハウンドがいる場合も同様のことが言えます。

先に手札のスレイヤーをコストにヘルハウンドを蘇生してからバースを打つと、ヘルハウンド蘇生分アド得します。
バースを打つ時、先にハンドから儀式モンスターを落とせる場合は落としておきましょう

其ノ弐 : 各対面テーマへの立ち回り

ここでは自分が実際に対戦経験のあるテーマについて、注意していた点を紹介させて頂きます。

① 堕天使 ( 互角〜微有利?)

KCで最も遭遇したテーマです。基本勝ち筋はカウンターパンチ👊

先攻の構え方

ハンドによって以下の中から実現可能な盤面を作りに行きます。
上から順に安定展開です。

・九尾スレイヤー
・スレイヤースレイヤー
・スレイヤー下級伏せ
・バスタード下級伏せ
・牛頭鬼 + 手札にストリゲス or 九尾 (特殊召喚可)

・スレイヤー単騎
・バスタード単騎
・ストリゲス伏せ (蘇生条件を満たせる)
・その他下級伏せ

牛頭鬼より上のムーブでデッキにストリゲスが眠っている場合、確実にターンが帰ってきます。牛頭鬼より下は弱ムーブですが、堕天使も毎度完璧ハンドではないです。また、下級伏せの場合は粉砕六武衆への偽装により相手の多面展開を牽制することも可能です。実際には大概の試合でターンが帰ってきます。LP4000で耐えることもよくありました。

後攻初ターン、先攻3ターン目

アニマを絡め、可能な限り上級を立てて猛攻撃を仕掛けます。ナイトがある場合、積極的に連続攻撃を狙います。ひたすら殴って堕天使を壊滅させましょう。

重要なのはボーンの恩恵を受けられるスレイヤーをなるべく沢山立てて殴ることです。これにより、相手にターンを返してもひっくり返される可能性が下がります。しばらくお互いに殴り合いが続く事が多々ありますが、堕天使側の余力であるLPや墓地リソースが先に尽きることが多いです。

ソニバ、牛頭鬼にも重要な役割があり、相手の神属の効果をひきつけます。これにより相手の回復量を制限します。

場合によってはソニバ、牛頭鬼を通したいこともあります。先にバスタードを立て、神属をバスタードにひきつける方針も取ることも可能です。

もうひとつ別の勝ち筋は、レヴナントを絡めた儀式モンスターの維持です。ヴェンデット側はバスタードを使うことで先に相手の魔法罠・モンスター効果を封殺する動きを仕掛けられます。相手はバスタードに神属を打たざるを得ませんが、そこにチェーンしてレヴナントの付与効果を通しにいくともう1枚神属がない限りは止められません。これをひたすら繰り返し、相手の展開余力を削りきって勝つこともあります。KC終盤にさしかかり、こちらのルートも準備することが重要だと悟りました。

② デスペラード ( メタられなければ8割勝つ )

基本的には有利です。何故かというと以下の理由が挙げられます。

・破壊耐性付きのスレイヤーがデスペラードを容赦なく殴れる
・バスタードでモンスター効果を止めればデスペラードが息できない
・ヘルハウンドのバック除去が突き刺さる
・初手事故っててもストリゲスやヘルハウンドの裏守備セットがほぼ抜かれない

しかしながら、堕天使メタカード入りのデスペラードがヴェンデットもついでにメタってきます。代表的なのがネクロバレー、マジックミラーです。

弱気なことを言いますが、ネクロバレーもマジックミラーもめちゃくちゃキツイです。

ネクロバレーの突破手段
① ヘルハウンド先構え
② ブラロ・エンフェ・スクラップによる破壊
③ ヘルハウンド後構え

マジックミラー突破手段
① ヘルハウンド先構え
② ブラロ・スクラップ

どちらにおいてもシンクロが解決ルートになり得ます。

重要なのは、デスペラード相手にはブルームを大事にするということです。牛頭鬼で落とすのは我慢します。

ヘルハウンドもなるべく墓地に落とさない方が無難です。下手にヘルハウンドを落としてしまうとネクロバレー、マジックミラーで蘇生不可に陥ります。

この辺をぼんやり頭に思い描きつつ展開する必要があります。

先攻の構え方

・ヘルハウンド付与スレイヤー(破壊耐性1-2)
・モンスター裏守備セット儀式温存
・スレイヤー単騎 ( 自壊予定、破壊耐性1 )

ヘルハウンド付与が1番強烈です。なるべく破壊耐性付きのスレイヤーに付与出来る展開を選びましょう。

表側でモンスターを立てるとスパイダーからデスペラードが出てくる恐れがあります。後ろ3枚とかで立てられるとさすがに厳しい場合が有るので下手に動くよりは六武衆偽装できる裏守備セットが無難だと思います。

自壊予定のスレイヤーを立てるのは回転速度を上げてヘルハウンドを絡めた儀式を実現する準備をしやすくする意図です。

後攻初ターン、先攻3ターン目

バスタード、ヘルハウンドを絡めて攻めます。デスペラード出てきても何とかなるように、破壊耐性のあるスレイヤーも立てると強いです。

輪廻とすっぱ抜きが流行っているので、どの行動に対してチェーンがあるかは注意深く分析が必要です。読み切ればバスタード先打ちすっぱ抜き封殺や輪廻打たせてパーシアスを狩るルートを選択出来ます。

③ 古代 ( 8割勝つ )

古代に対して強いのはスレイヤーの破壊耐性とヘルハウンドの付与効果です。伏せもシンプルで、バスタードで封殺可能であるため有利に感じます。

スレイヤーに破壊耐性を付けることが鍵になります。バースだけで立てると、リアクターでスレイヤーを攻撃された時に墓地効果が発動せず厳しいです。

先攻の構え方

・スレイヤー ( 破壊耐性ヘルハウンド付与 )
・バスタード ( ヘルハウンド付与 )
・スレイヤー九尾 (破壊耐性のみ)
・スレイヤー下級セット

この辺りを目指します。ヘルハウンドさえ絡めたらリアクターほぼ出されません。城は返しのターンまで残し、他のカードをエンドフェイズに狩ります。そのため、ヘルハウンドさえ絡むならバスタードでも優先的に立てます。可能ならボーンで、ダメでもバースで立てると強気に次のターン以降戦えます。

スレイヤーに破壊耐性が付いていれば、ネオスと同じく結構耐えます。ターンが帰ってこないことがほぼ無いです。スレイヤーを落とす準備も出来ていると完璧です。

後攻初ターン、先攻3ターン目

ヘルハウンド付与を積極的に狙いつつ、バスタードで罠を止められる場合はキルを取りに行きます。リアクターを立てられても城さえ剥がせば粉砕で打点突破が容易です。

④ フォーチュンレディ ( 互角〜微有利 )

エヴァリー3伏せは厳しい
エヴァリー2伏せは頑張れる
エヴァリー1伏せは勝ちを狙える

相手が理想ムーブの理想系に組んだらどうしようもない事があります。ただ、フォーチュンレディの理想ムーブ率はせいぜい60%程度であり、動けていないフォーチュンレディはワンキル取りやすいです。伏せ枚数が少ないほど、ヘルハウンド付与やバスタードによる抑止が強烈に刺さるので勝ちやすくなります。

また、レヴナントがフォーチュンレディに対して有効です。付与が成功するだけで、ほぼ確実にエヴァリーを飛ばせます。

ブラックローズも有効です。全破壊が通ってあっさり3伏せエヴァリーからワンキル取れたりします。ブルームの温存を意識すると良いです。

先攻の構え方

・スレイヤースレイヤー( ヘルハウンド付与 )
・スレイヤー単騎 ( バース自壊予定 )
・裏守備下級セット

この辺が無難です。九尾は立てても良いですが、ワンキルされること自体はほぼ無いので盤面固める必要性がありません。次のターン以降、状況を見て盤面を動かすための余力として場に出さずに温存が良いような気がします。

後攻初ターン、先攻3ターン目

バスタードでモンスター効果を封殺しながらエヴァリーを破壊出来るとやや有利です。エンドフェイズの蘇生を止めることで、次のターン以降少し楽になります。

魔法、罠両方を相手側が伏せてしまうと対処が困難です。バスタードが通っても砂時計がチラついて不安になります。伏せに反応がない場合はバスタードでモンスター効果を止め、ヘルハウンドで少しずつアドを稼ぐ方針を取ります。もたもたしているとエヴァリーに処されるので短期決戦を狙うのが良いです。

⑤ 魔導 ( 勝率2割 )

かなり厳しい対面です。魔法無効、ゲーテによる儀式モンスター除外、35打点のLv8の全てがしんどい…

ただ、狙える勝ち筋もいくつかあります。

・レヴナント付与儀式
・バスタードによるモンスター効果封殺
・アニマの準備による除外復帰 ( 特にバスタード )
・先攻ヘルハウンド付与儀式
・ブラロ

沈黙の魔術師を処理するためにはバスタードとアニマの組み合わせが有効です。アニマが落ちた状態でバスタードを立てることに成功すれば、ゲーテで除外されてもアニマの効果で帰還させられます。その後、モンスター効果を封殺して殴り倒す展開が可能です。(ヴェンデットをよく知っている相手は、バスタードの効果を起動する前に効果2で裏にしてきます。)

いずれにしても毎ターン魔法無効が厳しいので、沈黙の魔術師を退場させるのが最優先です。Lv8の攻撃に耐え、レヴナント付与儀式を虎視眈々と狙いましょう。

警戒心が薄い相手にはブラックローズも刺さります。

先攻の構え方

・スレイヤー ( ヘルハウンド付与 )
・バスタード ( ヘルハウンド付与 )
・スレイヤースレイヤー

アニマを早期に落としておくと、ゲーテからの特殊召喚ルートが生じて勝ち筋をつくりやすいです。魔導の除去能にも限度があるので、素早く横展開し、魔法無効の影響を緩和するのも重要です。

初手で儀式打てずその後に沈黙立つとほぼ詰みです。

後攻初ターン、先攻3ターン目

沈黙立てられたら、ひたすら儀式連発します。スレイヤー立てた瞬間に除外されることはほぼありませんので、九尾のアドバンス召喚・特殊召喚で墓地効果アドを稼ぐのは割と成功しやすいです。アニマを落とした状態でのバスタード特殊召喚に命をかけます。

⑥ 六武衆 ( 勝率 不明 )

対戦経験がそもそも少なめです…
お互い偽装し合っているので正確な勝率を出しづらい対面です。

シエンを立てられると厳しくなりますが、先攻シエン率はそれほど高くありません。最もケアが必要なのは二刀流で、これをまずはバスタードで封殺するのが重要です。また、儀式モンスター単騎にヘルハウンドを付与出来れば、二刀流・星遺物などを比較的簡単に剥がすことが可能となります。

フウマ伏せ魔法罠伏せエンドはバスタードでモンスター効果を止めて上級並べて殴ればワンキル取れます。対堕天使の先攻ムーブは2体展開が基本と書いていますので、相手を堕天使と勘違いして動くと二刀流を思いっきり食らう裏目ムーブになります。クロノス先生は先に何を使っているか宣言して欲しい…

仮に六武衆と分かっている場合

先攻の構え方

・スレイヤースレイヤー ( ヘルハウンド )
・スレイヤー九尾 ( ヘルハウンド )
・スレイヤー ( ヘルハウンド )
・バスタード ( ヘルハウンド )
・スレイヤー ( レヴナント )
・バスタード ( レヴナント)
・スレイヤー ( 自壊予定 )
・下級裏守備セット

単騎で効果付与が通れば十分です。レヴナントはシエンを絶対許しません。ヘルハウンドは二刀流、星遺物、道場、結束全部許しません。

スレイヤーは自壊予定の方が便利かも知れません。六武衆相手にはなるべく沢山儀式が必要です。
シエンシエン下級六武衆の盤面を儀式3発で返したことがあります。下級セット入りでしんどい場合でも、儀式なるべく溜め込んでチャンスを伺いましょう。

後攻初ターン、先攻3ターン目

二刀流を最大限に警戒する必要があります。スレイヤー牛頭鬼並べても、九尾を隠し持っていると二刀流食らう前に落とせること多々あります。

下級六武衆攻撃表示の2-3枚セットの場合、バスタードで罠を止めてワンキルを試みるのが1番強気です。この下級がフウマだとかなりやりづらいです。モンスター効果を止めてバスタード単騎で殴るのが良いかなと思われます。ヘルハウンド付与のスレイヤー、バスタードでも強気で戦えそうです。

シエン立てられるとしんどいです。しばらく我慢して儀式貯めまくって大逆転を狙いに行きましょう。

⑦ ミラー

後攻有利です。バスタードでモンスター効果を封殺し、スレイヤーの墓地効果を許さない状態で上級展開、戦闘破壊しに行くのが強いです。相手は次の準備が出来ずに苦しくなります。

レヴナント付与が通れば先攻有利も見込めますが、檻型にはレヴナント効きませんので注意が必要です。

⑧ その他

✲ 天岩戸
こいつ強すぎます。2割勝てたら満足です。

✲ 青眼
裏守備一体ならバスタードでモンスター効果止めて楽に勝てます。打点でも粉砕なら余裕で超えるので、事故らなければ基本的に負けません。

✲ メタファイズ
根性見たら特殊召喚やめましょう。花札衛は知りません。手札温存してワンキル取りに行けばOKです。上級沢山並べられるので基本ワンキル取れます。

✲ クリストロン
バスタードが出た瞬間にアメトリクス出してくるのが嫌です。しかし、バスタードを前に相手のチューナーが何も動かなければ勝機が来ます。モンスター効果を止めにいくとシトリィが動きますが、シンクロモンスター出る頃には効果封殺完了。アメトリクスがニートになるので上から叩きます。グリガンが少し厳しく、レヴナント付与で特殊召喚したチューナーを狩り取る構えが良さそうです。

今回の紹介内容は以上となります。ヴェンデットに費やした3週間の知識の8割くらいは書けたと思います。本当は初期ハンドと理想ムーブ集作りたかったのですが、ハイランダー気味に作ったのが裏目で膨大でした。さすがに死にそうだったのでここで終わろうと思います。

最後に

環境にほぼ居ないであろうヴェンデットの調整に付き合ってくれたチームのメンバー

KC走るのを許してくれた嫁

勝手に名前出してしまった方々

動画を作って下さった世界一の男つんつんさん
(リンク後で貼るかもです)

ヴェンデットに興味を持ってくださった皆様

リンクス運営様

こんなに長い記事を読んだそこのあなた

本当にありがとうございます!
お陰様で悔いのないKCの幕引きとなりました。

新たなヴェンデット使いが育つことを心から願っております。

Tema

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