【デュエルリンクス】先攻初手で約8割出せる?超魔導騎士ブラックキャバルリーに特化したデッキを紹介

デュエルリンクス

こんにちは。いつもネタデッキ構築ばかり考えているピロQです。

ここではあの言わずとしれた強力モンスター「超魔導騎士ブラック・キャバルリー」を、スキルを使わずに先攻初手で8割近い確率で立てる事が出来るデッキを紹介します。

また合わせて、この構築をベースにした2020年10月にデュエルキングに到達したデッキも紹介していますので宜しければ参照ください。

主役モンスター「超魔導騎士ブラック・キャバルリー」


超魔導騎士ブラック・キャバルリー(融合・効果モンスター)
星8/闇属性/魔法使い族/攻2800/守2300
「ブラック・マジシャン」+戦士族モンスター
(1):このカードの攻撃力は、お互いのフィールド・墓地の魔法・罠カードの数×100アップする。
(2):このカードが守備表示モンスターを攻撃した場合、その守備力を攻撃力が超えた分だけ戦闘ダメージを与える。
(3):フィールドのカードを対象とする魔法・罠・モンスターの効果が発動した時、手札を1枚捨てて発動できる。その発動を無効にし破壊する。

「超魔導騎士ブラック・キャバルリー」はフィールド上のカードを対象にとる効果ほぼ全てに対して反応できるため、アレイスターの強化、サンダーブレイク、バージェストマ・カナディア、因果切断といった環境カードの多くに対応する事が可能です。このカードを初手で出せるだけでは非常に安定したパフォーマンスを発揮出来ます。

基本構築

基本構築はこの20枚。ちなみにこの20枚構築ですが、ザックリ計算してみたところなんと、スキルを全く使わずに80%近い確率で先攻でブラックキャバルリーを立てることが出来るができると判明!(確率の計算方法については後述)。5枚の手札の後攻なら、かなり高い確率でブラックキャバルリーを出すことが出来ると考えてよいでしょう。

ただ逆に言うとブラックキャバルリーを攻略されてしまうと何も出来なくなってしまうデッキでもあり、実際にランク戦で潜るには環境調整が必要なので、その点についても後述していきたいと思います。

キーモンスター「ゴブリンドバーグ」

今回のキーモンスターは、「SHINING HOPE」で新たに追加されたカード「ゴブリンドバーグ」です。今回、この「ゴブリンドバーグ」が実装されたことによって、この構築が可能となりました!


ゴブリンドバーグ(効果モンスター)
星4/地属性/戦士族/攻1400/守 0
(1):このカードが召喚に成功した時に発動できる。手札からレベル4以下のモンスター1体を特殊召喚する。この効果を発動した場合、このカードは守備表示になる。

レベル4モンスターを出してエクシーズ召喚を狙ったり、チューナーを出してシンクロ召喚したりできます。このレベル4以下という制限が非常に緩く、あの「融合呪印生物」シリーズもこの効果によって出すことが出来るので、そのまま融合召喚する事も出来るのです。

そして、このモンスターは戦士族です

つまり「融合呪印生物闇」をブラックマジシャンの代用として使い、ゴブリンドバーグを戦士族の素材とすれば、「超魔導騎士ブラック・キャバルリー」を特殊召喚することが出来るのです!

ただ「融合呪印生物闇」と一緒に使うだけであれば既に実装されているトライデント・ウォリヤーだけでも十分でした。


トライデント・ウォリヤー(効果モンスター)
星4/光属性/戦士族/攻1800/守1200
(1):このカードが召喚に成功した時に発動できる。手札からレベル3モンスター1体を特殊召喚する。

ですが、トライデント・ウォリヤーと違うのはレベル3に限らないこと。これがメチャクチャ大きく、融合呪印生物闇とほぼ同じ役割を果たす「パラサイト・フュージョナー」も採用することが出来ます。


パラサイト・フュージョナー(効果モンスター)
星1/闇属性/昆虫族/攻 0/守 0
このカードは、このカードの(1)の効果を適用する場合のみ融合素材にできる。
(1):このカードは、融合モンスターカードにカード名が記された融合素材モンスター1体の代わりにできる。その際、他の融合素材モンスターは正規のものでなければならない。
(2):このカードが特殊召喚に成功した場合に発動できる。融合モンスターカードによって決められた、このカードを含む融合素材モンスターを自分フィールドから墓地へ送り、その融合モンスター1体をエクストラデッキから融合召喚する。

「パラサイト・フュージョナー」は自身が特殊召喚に成功した場合に、自身を代用融合素材として融合召喚する事が出来ます。

つまり、ゴブリンドバーグの効果でパラサイト・フュージョナーを特殊召喚すれば、その時点でパラサイトフュージョナーの効果(2)を発動でき、実質的に「融合呪印生物闇」と同じ働きをする事が可能です。

戦士族ライトロードとマジカライズフュージョンで更に確率を上げる


円融魔術(マジカライズ・フュージョン)
通常魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分のフィールド・墓地から、魔法使い族の融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを除外し、その融合モンスター1体をEXデッキから融合召喚する。

ゴブリンドバーグ以外にもブラックキャバルリーを出せるもう1つのルートがあります。それが墓地とフィールドを利用したマジカライズフュージョンです。

「光の援軍」や「ソーラーエクスチェンジ)、「ライデン」の効果を使えばデッキから2~3枚のカードを墓地へ送る事が可能です。そうして、墓地かフィールドのいずれかに「戦士族」と「融合代替モンスター」が居れば即座に「ブラックキャバルリー」の素材が揃います。

例えば以下のようなパターンで融合素材を揃えることが出来ます。

①ソーラーエクスチェンジや光の援軍で、「戦士族」と「融合代替モンスター」を墓地へ落とす
②ソーラーエクスチェンジで「ライデン(戦士族)」を確実に墓地へ落とし、「融合代替モンスター」を手札から召喚する。
③光の援軍で「融合代替モンスター」を墓地へ落とし、ライデン(戦士族)を召喚する
④ライデン(戦士族)を召喚して効果を発動して「融合代替モンスター」を墓地へ落とす。

上記の様にかなり簡単に融合素材を貯めることが出来るので、マジカライズフュージョンを引きさえすれば、かなり高確率で「ブラックキャバルリー」を出せると考えてよいでしょう。

そしてこの戦士族ライトロード×マジカライズフュージョンが最大限に活きる様になったのも「ゴブリンドバーグ」のお陰で「パラサイト・フュージョナー」を無理なく採用出来る様になったお陰ですね。(6/20が「融合代替モンスター」なので、かなり墓地へ落ちやすくなりました)

エクストラデッキのオススメ

エクストラデッキはもちろん「ブラックキャバルリー」。底無し落とし穴にハマる可能性や、対象を取らない除去を食らう場合もあるので、3枚詰みがベストです。残りの枠についてですが、特に以下の2体の採用がオススメです。

ミレニアム・アイズ・サクリファイス


ミレニアム・アイズ・サクリファイス(融合・効果モンスター)
星1/闇属性/魔法使い族/攻 0/守 0
「サクリファイス」+効果モンスター
(1):1ターンに1度、相手モンスターの効果が発動した時、相手のフィールド・墓地の効果モンスター1体を対象として発動できる。その相手の効果モンスターを装備カード扱いとしてこのカードに装備する。
(2):このカードの攻撃力・守備力は、このカードの効果で装備したモンスターのそれぞれの数値分アップする。
(3):このカードの効果で装備したモンスターと同名のモンスターは攻撃できず、その効果は無効化される。

ミレニアム・アイズ・サクリファイスは「ブラックキャバルリー」と同じ素材でも融合できる(なんなら呪印同士でも出来る)魔法使い族なので、マジカライズフュージョンでも出すことが出来るため、盤面に応じて使い分ける事が出来ます

そしてこのモンスターには非常に強力な相手のモンスター効果を無効化・出来る効果があります。例えば「妖刀 不知火」が墓地効果を発動した時にチェーンして不発にすることも出来ますし、相手の「クリボール」にチェーンして不発にしたり、「太古の白石」のエンドフェイズ墓地効果を不発にしたりする等、様々な形で活躍します。

このモンスター自体には耐性は全くないので、これだけを出すとバトルフェイズ前に除去されてしまう可能性が高いです。しかし、ブラックキャバルリーが居る状態であれば対象を取るタイプの除外から身を守ることが出来るため、相手は効果を発動出来ずにバトルフェイズを迎えるしかない事も多くなります。

なので特にゴブリンドバーグ・融合呪印・マジカライズフュージョンと持ってた場合、2体目の融合召喚はこっちがオススメです。

閃光竜スターダスト


閃光竜スターダスト(シンクロ・効果モンスター)
星8/光属性/ドラゴン族/攻2500/守2000
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
1ターンに1度、自分フィールド上に表側表示で存在するカード1枚を選択して発動できる。選択したカードは、このターンに1度だけ戦闘及びカードの効果では破壊されない。この効果は相手ターンでも発動できる。

ライデンがレベル4チューナーなので、ゴブリンドバーグ+ライデンで出せるレベル8シンクロモンスターは非常に相性が良いです。

そしてその中でも特にオススメなのがこの「閃光竜スターダスト」「ブラックキャバルリー」自体は、かなり広い範囲の耐性を持っているのですが、そこでカバーしきれない一部を補完する役割が出来ます。例えば「炎神ー不知火」の破壊や「サイバネティック・オーバーフロー」などは対象を取らないため、「ブラックキャバルリー」で防ぎ切れないので、一緒に並べておく価値は十分あるでしょう。

また相手次第ではミレニアム・アイズ・サクリファイスと一緒に並べる事もあります。(むしろこっちの方がメインかもしれません)ミレニアム・アイズ・サクリファイスに破壊耐性を付けることが出来、非常に頼もしい盤面となります。

キング到達デッキ(環境調整)

ランク戦に臨むにあたって、実際には上記の24枚構築としました。調整の結果、先攻初手のブラックキャバルリーの出現率は50%程度にまで低下したのですが、基本構築のままだと相性が非常に悪い環境デッキが多かったためです。それでも、後攻や3ターン目にはかなりの確率でブラックキャバルリーを出せるので、あまり不都合は感じませんでした。

ちなみにスキルは「ディスティニードロー」か「悪夢のショー」を使っていました。(悪夢のショーのナーフ後は微妙かもしれないです)

個人的な主観ですが、基本構築のブラックキャバルリーデッキと主要な環境デッキの相性は以下の様な感じです。(対象を取る効果が多いものは相性が良く、素で高い打点出るものは相性が悪い)

デッキ 相性
ブルーアイズ ◎相性抜群
月光 ×非常に相性悪い
ブラックフェザー △相性が悪い
アレイスタ系 〇相性が良い
不知火 ×非常に相性悪い
陣ナビ ◎相性抜群
ウィッチクラフト △相性が悪い
ガガガ ◎相性抜群
テラナイト 〇相性良い
カラクリ 〇相性良い
武神 ×非常に相性悪い

①クリボール

ランク戦で使用する場合はもはや必須といった印象でした。基本的にこのデッキは「ブラック・キャバルリーで闘うこと」をコンセプトとしているため、逆に言えば「ブラックキャバルリーで勝てなければどうしようもない」デッキになっています

特に環境デッキである月光の「月光舞剣虎姫」不知火の「炎神ー不知火」BFの「A BFー涙目のチドリ」は攻撃力が非常に高く、その攻撃力を「ブラックキャバルリー」で超えられない事が多いです。なので基本構築のままだと、立てられた時点で勝てなくなる事もしばしばありました。(特に不知火は直近の利用率がメチャクチャ高かったので、不知火対策は必須でした)

そこで、クリボールで一度攻撃を防ぎ、守備表示にして「ブラック・キャバルリー」で処理をします。特にVS不知火であれば、守備力0なのでその後のカウンターでそのまま勝負を決める事も出来る場合もあります。

クリボールは罠と違って手札から発動出来るため、時には「ブラック・キャバルリー」の発動コストにも使える点、守備表示にできる点、「ブラック・キャバルリー」が貫通効果を持っている点からも非常に相性が良いです。

②バージェストマ・カナディア

こちらもクリボールとほぼ同様の理由で入れています。基本的は、「ブラック・キャバルリー」が攻撃力で倒せない相手を守備表示にして処理をするためです。合わせて5枚あれば、先攻初手で6割以上の確率でどれか1枚は握ることが出来ます。

クリボールよりやや使いにくいですが、対ウィッチクラフトだとクリボールだけでは対処できず、ヴェールが出てきた時点で攻略不可になってしまうことも多かったので、そういった場合にも備えての採用です。

確率計算の結果パラサイトフュージョナーは敢えて1枚減らす

上記の環境調整に際して、パラサイトフュージョナーを1枚減らしました。

実際に計算してみて、前述の5枚(バジェマ2枚・クリボール3枚)を追加する場合、「パラサイトフュージョナー」は3枚の25枚構築と、2枚の24枚構築では、「ブラックキャバルリー」の出現率が殆ど変わらないという結果が出ました。(差は1%程度)

この理由は、おそらくソーラーエクスチェンジの起動率やゴブリンドバーグを引ける率等が関係していると思うのですが、このあたりは直感とは違い、実際に確率計算してみるからこそ分かった事でした。(確率計算、やっぱ重要だなぁと感じました)

他の防御札を引く確率や手札事故の確率も考慮するとパラサイトフュージョナーを採用しない方が無難だったので1枚減らすことに。

参考:確率計算について

今回、確率の計算にあたってはフリーの統計分析ソフトウェア”R”を用いて試算を行いました。

具体的な計算フローとしては

①デッキのカードを入力する
②デッキのカードから4枚引く全ての組み合わせを列挙する
③特定の文字列を含む行(=カードの組み合わせ)をカウントする

といった感じです。

ちなみにライトロードの場合、ソラエクした場合・光の援軍をした場合は墓地に何が落ちるのか・追加ドローで何を引くか?も追加で計算するので、メチャクチャ計算がめんどくさいです。笑

今回は特に発生確率・寄与率の大きい以下の5つのパターンについて試算を行いました。

<基本構築の確率計算>

ゴブリンドバーグ
+融合代替
ソラエク 光の援軍 その他 説明 ブラックキャバルリー
出現率への寄与
融合代替の効果で融合 37%
「円融魔術」有 援軍使用後
墓地&フィールドで円融
11%
「円融魔術」+「ライデン」有 ライデン効果使用後
墓地&フィールドで円融
4%
援軍・ソラエク使用後
融合代替の効果で融合or
墓地&フィールドで円融
12%
「ライデン」有 ソラエク使用後
融合代替の効果で融合or
墓地&フィールドで円融
11%
合計 74%

 

(実際にはソーラーエクスチェンジを2枚以上使うパターン、ソーラーエクスチェンジで引いた「光の援軍」を使うパターンもあるのですが、非常に複雑で、それらのパターンによる寄与はそれぞれ1%にも満たないため、今回は計算から省略しました。)

計算で出せる確定している範囲で74%、計算していない稀なパターンをさらに踏まえると確率としては大体75%~80%程度になると推定しています。

今後の発展可能性

今後拡充されるエクストラモンスター次第で、このデッキは更に強くなるかと思います。

エクストラの枠には現状「炎斬機マグマ」と「メンタルスフィアデーモン」あたりを入れていますが活躍する機会は稀ですね。

ライトロード・モンク エイリン(効果モンスター)
星4/光属性/戦士族/攻1600/守1000
(1):このカードが守備表示モンスターを攻撃したダメージ計算前に発動する。そのモンスターを持ち主のデッキに戻す。
(2):自分エンドフェイズに発動する。自分のデッキの上からカードを3枚墓地へ送る。

採用する戦士族ライトロードもライデンもいいですが、もう一体「ライトロード・モンク エイリン」も「バージェストマカナディア」や、「クリボール」でサポート出来るので、非常に相性が良いです。(それとプレイングしていて楽しい笑。)現状だとシンクロも出来る「ライデン」の方に軍配が上がりますが・・・。

今後レベル4でより有用なエクシーズモンスターが登場すれば、エイリンも採用しやすくなってゴブリンドバーグ同士のエクシーズなども有効に活用できるようになり、もっと強くなるんじゃないかなと考えてます。

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