最近はスマホアプリゲームの中でもデジタルカードゲームという分野が発展しつつありますね。
カードゲームの戦略的な要素を残しつつも、カードゲームの難点である一緒に遊ぶ相手を探すことがネットを通じた対戦で楽々と出来るようになりました。
また特に良心的なゲームだと、お金をほとんどかけることなく自分の考えた戦略でカードを回していくことも可能です。
そこで、今おすすめデジタルカードゲーム6つをランキング形式で紹介していきます。ここでは”戦略性が高いゲームか?”と言うポイントと”無課金ユーザーに良心的か否か?”と言うポイントから評価しています。
*また評価点には入れていませんが、個人的にCPU対戦機能の豊富さはデッキの試運転や研究に使いやすいのでその点も追記しています。
第6位. クロノマギア 6/10 点
戦略性 | ★★★☆☆ |
良心度 | ★★★☆☆ |
CPU対戦 | 普通 |
グラフィク | ファンタジー系 |
このデジタルカードゲームは一言で表すとすると“殴り合いカードゲーム”です。
ユニットカードは召喚と同時に行動が出来、コストとフィールドの空きがある限り1ターンにいくらでも召喚ができます。そして攻撃は一方的で、基本的に反撃は喰らいません。(つまり、いくら強いカードでも雑魚ユニットの総攻撃にはなす術なく一方的にやられてしまいます)
デジタルカードゲームではよく、盤面を取る、という概念があります。フィールドにモンスターやユニットを並べる事がアドバンテージにつながるという概念です。しかし、上記の様なシステムにより、盤面を取られてもコストと手札さえあればいくらでも取り返せる様な仕組みとなっており、クロノマギアは盤面の考え方を若干変える必要のある一味違ったゲームです。
プレイしてみた感想ですが、攻撃に特化しすぎているので殴り合いで運良く殴り切れた方が勝つ、という印象で戦略性がありつつも運要素がかなり高いのかな、と思いました。
第5位. ハースストーン 6/10 点
戦略性 | ★★★★☆ |
良心度 | ★★☆☆☆ |
CPU | 普通 |
グラフィク | 海外ゲーム系 |
カードの使い方に特徴があり、毎ターン使えるコストが増えていき、後半ほど強力なユニットや呪文を使える様になっていくバトルシステムです。後に紹介するドラクエライバルズ・シャドウバースと同じ様なシステムですがリリース時期的には一番早いので、この画期的なシステムの元祖ゲームといったところでしょうか。
プレイヤーは通常9種類のキャラクターから1体を使ってプレイしますが、そのキャラクターそれぞれに固有のカードや固有の能力があり、それらも含めて戦略を練ってデッキを構築する必要があります。
またこの系統のゲームの中でも元祖ということもあってカードの種類や能力の種類が多く、その分戦略の幅も広いです。またCPU対戦モードに関しては豊富なので一人プレイも結構楽しいです。(CPU対戦に関してはドラゴンクエストライバルズやシャドウバースより優秀です)
欲しいカードは錬金出来るので、自分の好きなカードを手に入れる事も出来ますが、配布は結構少なめなので無課金だとちょっと厳しめな環境の様にも思います。
第4位. アルテイルネオ 7/10 点
戦略性 | ★★★★☆ |
良心度 | ★★★☆☆ |
CPU対戦 | 微妙 |
グラフィク | 異世界ファンタジー系 |
アルテイルネオはここで挙げるとゲームの中ではかなり異色で、そしてこの中では最も複雑なデジタルカードゲームです。一番近いゲームを強いて挙げるとすればデュエル・マスターズでしょうか。
プレイヤーにはそれぞれシールドが5枚あり、相手の全てのシールドを割って直接攻撃を一発通すと勝利となります。
そして特徴的なのは、デッキ内の好きなカードをいつでも使える事です。通常のカードゲームにおける”手札やドロー”といった概念がなく、毎ターンプレイヤーはデッキから好きなカードを選んでプレイすることができます。
つまり手札事故のないガチの采配勝負となります。
ぶっちゃけるとゲームシステムはかなり複雑で、ゲーマー歴20年以上の私でも理解するのに苦労しました笑。ですが覚えてしまえば結構面白く、その複雑さ故に多彩なプレイングが可能となっています。また初心者向けのルール説明・攻略指南コンテンツも豊富になっているので運営側もそのあたりの努力をしているあたり好感が持てます。
またストーリーモードがこの系統のゲームの割には豊富でコラボイベントなどもあるので、RPG好きにもオススメです。CPU対戦機能は、、、若干物足りない感じがします。
配布はかなり多い方でその点では良心的ではありますが不要カードの換金率が若干低めなところや、ゲームのシステム上1枚では使い物にならないカードも少なくないため、無課金で必要なカードを必要な枚数だけ集めるのは簡単ではない印象です。なので良心度は普通くらいでしょう。
第3位. 遊戯王デュエルリンクス 8/10 点
戦略性 | ★★★★☆ |
良心度 | ★★★★☆ |
CPU対戦 | 優秀 |
グラフィク | 少年マンガ系 |
遊戯王のデュエルが出来るアプリです。色々とデジタルゲームをプレイしていますが、やはり鉄板の面白さで、遊戯王は優秀なゲームシステムを確立していると思います。またもともとアナログなゲームがベースなので新パックの追加スパンも短くカードの種類はダントツで多いので、その分戦略の可能性も広いですね。
アナログの遊戯王と少し違うところがあるとすると、
・デッキの枚数が20〜30枚であること
・初期手札が3枚であること
・フィールドのモンスターゾーンが3枚であること
・プレイヤーが特殊な能力を使えること
が挙げられます。
例えば遊戯の持つ”ディスティニードロー”という能力は、前もって選んでいたカードを好きなタイミングでドロー出来るという超能力カードです。原作でも”このドローに全てを賭ける……フッ、俺の勝ちだぜ!”みたいなシーンがありましたが、それを体感することができます。
配布もかなり多いので良心度は高めですが、”不要カードを分解して好きなカードを手に入れる事ができる”という仕様にはなっておらず、基本的にはパックを引く事でしかカードを手に入れる事が出来ないので、その点で少し自由が効きずらい印象があります。しかし、とにかく配布はたくさんあるので無課金でも十分楽しく遊べます!
また古参のゲームと言うだけあってCPUが非常に優秀で、CPU対戦の楽しさも抜群です。自動バトルシステムがあるのも嬉しいですね。
第2位. シャドウバース 8/10 点
戦略性 | ★★★★☆ |
良心度 | ★★★★☆ |
CPU対戦 | 微妙 |
グラフィク | ダークファンタジー系 |
ハースストーンと同じく毎ターン使えるコストが増えていくゲームです。そして、このゲームを端的に言うと“ユニットでの戦いに特化したデジタルカードゲーム”です。戦略性という面でハースストーンと比較するとコスト運用面では若干劣るものの、ユニット運用の戦略性が高く一長一短といったところです。
このゲームのシステムで最も特徴的な部分は進化です。全てのユニットには2段階あり、召喚された後に進化することでユニットの真の力を発揮することができます。それによりユニットの運用には多彩な戦略が生まれます。
一方、シャドウバースには手札以外に常に使えるキャラクター特有のカードは存在しないため、どうしてもコストに無駄が生じやすくなり、序盤〜中盤の運要素がやや高い印象を受けます。
良心度で言うと比較的高い方です。無課金ユーザーへの供給も定期的にあり、また欲しいカードを錬金出来ると言うシステムになっています。無課金でも選択と集中さえ行えばランク上位にいる様な強いデッキを作ることも出来ます!
第1位. ドラゴンクエスト・ライバルズ 10/10 点
戦略性 | ★★★★★ |
良心度 | ★★★★★ |
CPU対戦 | 微妙 |
グラフィク | RPG系 ドラクエ |
ドラクエの世界観を上手くデジタルカードゲームにした傑作ゲームです。毎ターン使えるコストが増えていく、シャドウバース・ハースストーンと同じシステムとなっていて、王道的なシステムです。このゲームの良さはとにかく”戦略性が高い”ところと、無課金ユーザーに対しても非常に”良心的”であることです。
戦略性の高さに寄与するシャドウバース・ハースストーンと異なる特徴的な要素が2つあります。
1つのは“テンション”です。
毎ターン一回だけテンションをためることが出来、3回ためるごとにテンションスキル(3コスト相当の効果)を発動することが出来ます。つまり毎ターン余ったコストを1繰り越せる様なものなのですが、それがあることでより戦略的にコスト配分を考えて運用できる幅が広くなっています。
※余談ですがライバルズにはヒーロースキルという毎ターン使えるスキルも最近は登場しており、よりコスト配分がコントロールしやすいゲームとなってきています。
もう一つはフィールドが1次元ではなく2次元であることです。
これにより空間的な戦略要素が追加され、同じ様な効果でも様々な運用方法が生まれます。
上記の点から、個人的には”戦略性”という面でテンションシステムのあるライバルズが一枚上手、といった印象です。
また無課金でも欲しいカードを錬金出来るシステムであり、かつ配布もかなり豊富なので新パックが出る度に欲しいカードは大体揃えることができます。
他にもカードのバランス調整も頻繁に行われるため、偏った状況で放置されない環境も素晴らしいです。
以上、如何でしたでしょうか。
ここで紹介させていただいたゲームは、ランキング形式にはなっていますが、どれも面白いゲームばかりです。もし一つでもプレイしていないゲームがあれば、試しにプレイしてみるのは如何でしょうか?
毎日のゲームライフがマンネリ化しつつある方の刺激に少しでもなれば幸いです。
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