はじめに~始めたばかりで全然勝てない?~
執筆者のいとはきです。前回のシーズンでは、ルーク9まで進めることができ、キングまであと一歩のところでシーズンが終わってしまいました。
当記事の読者となるのは、オートチェススマホ版こと『Auto Chess:Origin』をプレイしてみたはいいけれども、どの構成が強いのか分からず負けてしまいがちな初心者です。同じ種族やジョブを集めることにより発生するシナジー効果や、進化システムについて理解してはいる。しかし、結局どの構成が強いのか迷っているうちに相手に敗北してしまった経験は、初心者であれば必ず一度はあることかと思います。
そこで、今回はポーン・ナイト帯にいる初心者を対象としたオススメ構築を3つ紹介していきます。この構築で重要視となるのは、構築が分かりやすいことと安定していることです。初心者であれば、駒の取捨選択のタイミングが分からなかったり、自分の体力が削れてしまっていることに焦って、無駄にガチャを回してしまうことがあります。そうなってしまえば、結局資金不足に陥り、満足のいく構築を揃えることができなくなってしまいます。
そのため、今回は初心者の方に注目し、ポーン・ナイト帯で戦う中で分かりやすく、かつ、強力な構築について説明していきます。ポーン・ナイト帯を駆け上がり、中級者の道を目指しましょう。後日、各構築を行う上での具体的な手順について記述していきますが、今回は簡単な説明にとどめておきます。
オススメランキング3位 ビーストウォリア―構築
ビーストウォリアー構築の評価
強さ ★★★★☆
安定感 ★★★★★
分かりやすさ ★★★☆☆
どんな構築?
ビーストウォリアー構築は、物理攻撃を主体とし、ビーストシナジーとウォリアーシナジーを活かすことで、攻撃と防御を底上げすることを目指した構築となっています。この構築の最も大きなメリットは、序盤から終盤まで隙がない安定感です。最終的にはウォリアー6とビースト2のシナジー効果を発動させることを目指した構成となっています。
ウォリアーシナジーとビーストシナジーの効果は?
ウォリアーシナジー
レベル1:ウォリアー3
味方のウォリアー全員の物理防御が3あがる
レベル2:ウォリアー6
味方のウォリア―全員の物理防御が6あがる
レベル3:ウォリアー9
味方のウォリア―全員の物理防御が9あがる
ビーストシナジー
レベル1:ビースト2
味方の駒全員の攻撃力が10%上昇する。この効果は召喚ユニットにも適用される。
レベル2:ビースト4
味方の駒全員の攻撃力が15%上昇する。この効果は召喚ユニットにも適用される。
レベル3:ビースト6
味方の駒全員の攻撃力が20%上昇する。この効果は召喚ユニットにも適用される。
ビーストウォリア―に必要な駒は?
ウォリアーシナジーは、3・6・9でそれぞれ重複する形で生じます。そのため、味方のウォリアー全体の物理耐久は、ゲームが進むにつれて次第に強化され、相手に倒されにくくなります。ウォリアーをジョブにもつ駒の数は、新たに加わった戦神を含めて全部で10種類もあります。そのため、序盤から安定してシナジー効果を獲得しやすい構築であるといえると考えられます。ただし、ビーストシナジー発揮には欠かせないセイウチボクサーと人狼の二つは必ず加えるようにしましょう。
レベル2のビーストシナジーを発動させる際には、セイウチボクサー・人狼・魔毒の芋虫・熊のドルイドの4つを集める必要があります。熊のドルイドは比較的後半に入手できることから、中盤までは、セイウチボクサーと人狼の2つをそろえることで生じる、レベル1のビーストシナジーでつなぐ形となると考えられます。ビーストシナジーは、ビーストだけではなく他の種族にまで影響することから、安定した攻撃力の増加を図ることができると考えられます。
ビーストウォリアー構築の欠点
しかし、途中でどの駒を残すべきかの取捨選択が必要であったり、ビーストシナジーをレベル1で発動させるべきか、レベル2まで求めるべきか迷うことがあります。また、ビーストウォリア―よりもウォリアーを9初心者の方は、違う種族のウォリアーを集めていくことで比較的形にはなりますが、他の構築の方が爆発力のあるような強さを持つことがあり、そちらが魅力的に見えてしまうこともあるかもしれません。そのため、ビーストウォリアーはあくまで守りの構築であると考えて採用するようにしましょう。
ビーストウォリアー構築はオススメ?
ビーストウォリアー構築は、安定はするもののレベルが上がらなければ、器用貧乏的な強さにとどまることがあります。また、メイジなどの魔法ダメージには弱いため、セイレーンなどを用いて軽減することも必要になるかもしれません。ポーン帯の最初などは、シナジー効果すら理解できていないプレイヤーが多いことから、ウォリアーをそろえていき、ビーストもそれに合わせてそろえるような形で構成されるビーストウォリア―構築で十分戦えることかと思います。ポーン帯でシナジー効果を発動させる練習として、ビーストウォリアーは最適の構築であるかと考えられます。
詳しい駒の選定・狙うタイミングなどはこちら
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オススメランキング2位 グレーシャーナイト
グレイシャーナイト構築
強さ ★★★★★
安定感 ★★★★☆
分かりやすさ ★★★★★
グレーシャーナイトってどんな構築?
グレーシャーシナジーを用いて味方全体の攻撃速度をあげ、同時にナイトシナジーにより守りを固める、攻守ともなった強力な構築です。非常に強力な構築であるにもかかわらず、知名度や駒の地味さのせいか、ポーン・ナイト帯ではほとんど見かけません。しかし、この構築はビショップ・ルーク帯でも猛威を振るっている、初心者から中級者まで必ず覚えておきたい構築の一つです。
ディヴァインシナジーが弱体化されたこともあり、グレイシャーナイトはさらに価値を持つようになりました。グレーシャー4シナジーをそろえて全体の攻撃速度が上がると爆発的に相手のコマがすごいスピードで消し飛ぶため、非常に爽快感のある構築となっています。
誤解されがちですが、グレイシャー2のシナジー効果は、グレイシャーを種族に持つ駒の攻撃速度をあげるだけですが、グレイシャー4のシナジー効果は、なんとグレイシャーを含む味方の駒全体の攻撃速度があがります。グレイシャー4シナジーによる味方全体の速度上昇は非常に強力であり、使ってみるとハマってしまうこと間違いなしです。
グレーシャーシナジー・ナイトシナジーの効果は?
グレーシャーシナジー
レベル1:グレイシャー2
味方のグレーシャー全員の攻撃速度が35%上がる。
レベル2:グレイシャー4
味方の駒全員の攻撃速度を35%上げる。
ナイトシナジー
レベル1:ナイト2
味方のナイト全員が、3秒毎に25%の確率で3秒間持続するシールドを獲得する。シールドは魔法防御を75%、物理防御を30あげる
レベル2:ナイト4
味方のナイト全員が、3秒毎に30%の確率で3秒間持続するシールドを獲得する。シールドは魔法防御を75%、物理防御を30あげる
レベル3:ナイト6
味方のナイト全員が、3秒毎に30%の確率で3秒間持続するシールドを獲得する。シールドは魔法防御を75%、物理防御を30あげる
グレイシャーナイト構築に必要な駒は?
グレイシャー構築に必要な駒は、フロストナイト・氷河の祈祷師・氷河の呪術医・バーサーカーの4つです。この中で、フロストナイト・バーサーカーには触れたことはあるけれども、氷河の祈祷師・氷河の呪術医は使ったことがないという方もいるのではないでしょうか。氷河の祈祷師は、敵一体をペンギンに変えるというマニアックな効果、氷河の呪術医は複数の敵を数秒機能停止にする効果を持っています。ただ、どちらも攻撃力の高さは使用している限りは目立つことはないかもしれません。しかしながら、グレイシャーシナジーを発動させるためにはこれらの4つの駒のすべてが必要となるため、覚えておきましょう。
グレイシャーナイトを構築するためには、グレイシャー4の発動が不可欠です。フロストナイト・氷河の祈祷師・氷河の呪術医は比較的容易に入手することが可能ですが、最後のカギとなるのがバーサーカーです。バーサーカーはコスト4に属しており、プレイヤーレベル7・8でのショップ購入でなければ、ほとんど手に入りません。稀にプレイヤーレベル6で購入できることもありますが、ほとんどを運の良さに頼ることとなります。グレイシャーシナジーの発動についてバーサーカーがそもそも入手できるか、あるいは、バーサーカーをどれだけ早く手に入れられるかがグレイシャーシナジーを発動させる際のカギとなります。
ナイトシナジーに関しては、非常に柔軟に駒を決めて構いません。最終的には、ナイト4が発動するように目指すことができれば、どのような構成にしても構いません。もちろん、フロストナイトはナイトであるだけではなく、グレイシャーでもあることから、必ず入れるように心がけましょう。
グレイシャーナイトの欠点
グレイシャーシナジーの欠点は、なんといってもバーサーカーを取得できるかどうかという点に、勝敗のすべてがかかっていることです。グレイシャー構築はグレイシャー4で初めて有用になります。グレイシャー2の状態ではグレイシャーのみの攻撃速度の増加ですが、グレイシャー4では味方全体の攻撃速度が増加します。この違いは非常に大きく、バーサーカーを手に入れることができない試合では、何もできずに負けてしまうこともあります。
また、他のグレイシャーの種族はそれほど攻撃力は高くはありません。そのため、グレイシャー4が完成しなければ何もできずに負けてしまうことがあります。そのため、ある意味安定しないこともある構築の一つであると考えられます。
グレーシャーナイト構築はオススメ?
グレーシャーナイト構築は初心者にオススメかと質問されたら、私は即答で「はい」と答えます。理由は明白で、目的と強さが視覚的に分かりやすいためです。グレーシャーは4種類しかおらず、これを集めることが目的となり、非常に分かりやすいと考えられます。また、ナイトに関してはグレーシャーを集める過程でショップに並ぶものを買い求めればいいため、それほど苦労しないと考えられます。
ただ、注意を払うべきなのは、グレーシャーナイト構築を狙っているプレイヤーが複数いる場合には避ける必要があるという点です。グレーシャーナイト構築の欠点でも述べたように、バーサーカーを獲得できるかどうかが、この構築の要となります。したがって、複数のプレイヤーがバーサーカーを狙えば、その分だけ入手が困難となってしまいます。自分以外に2人のプレイヤーが明らかにグレーシャーナイトを狙っているようであれば、他の構築を狙った方がよいかもしれません
詳しい駒の選定・狙うタイミングなどはこちら
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オススメランキング1位 アサシン6
アサシン6構築
強さ ★★★★★
安定感 ★★★★★
分かりやすさ ★★★★★
アサシン6ってどんな構築?
アサシン6は、アサシン6シナジーを中心に、ウイングス3シナジーやビースト2シナジーを狙う構成です。この構成は非常に分かりやすいことからポーン帯・ナイト帯・ビショップの1~4までの初心者には、非常におすすめの構築となっています。(ビショップ5以降は非常にゲームの展開が早く進むため、アサシン6はオススメできないことが多いです。)
アサシン6は、不死の暗殺者や、光の羽の刺客などを中心とするアサシンのクリティカル率を上昇させることを目指す構築です。アサシンは耐久力が非常に低いことから、必ず体力や防御力の高い壁となる駒が必要となります。この構成は非常に火力が高く中盤から終盤にかけて爆発力を持ちます。初心者の方には、非常にお勧めの構築となっています。
アサシンシナジー・ウイングスシナジーの効果は?
アサシンシナジー
アサシン3 味方のアサシン全員の通常攻撃が15%の確率で3倍ダメージのクリティカルになる。
アサシン6 味方のアサシン全員の通常攻撃が15%の確率で4倍ダメージのクリティカルになる。
ウイングスシナジー
ウイングス3 味方のウイングスが20%の確率で通常攻撃を回避する
ウイングス6 味方のウイングスが25%の確率で通常攻撃を回避する
アサシン6構築に必要な駒は?
アサシンのジョブを持つ駒は、全部で8つあり、その中の6つが必要となります。初心者の方であれば、揃いやすいアサシンを集めていけば、何とか形にすることができます。しかし、致命の暗殺者と光の羽の刺客の2つは、必ず組み込んでほしい駒になります。これらの駒が必要な理由としては、大きく2点あります。一つは、駒自体の性能が非常に強力であるためです。もう一つは、これらの駒はウイングスを種族に持つため、ウイングスシナジーを発揮しやすいという利点があるためです。
アサシン6構築は、攻撃力は非常に高いものの、防御の面では非常に不安が残ります。そのため、防御力の高い壁役となるユニットとウイングスを発動させて回避率を高めるユニットが必要となります。具体的には、大樹の賢者と熊のドルイドの二つがそのユニットとしてあげられます。大樹の賢者はその耐久性と、ウイングスシナジーを発動させるために必要です。また、熊のドルイドも同様に耐久性のあるスピリットベアを召喚することができ、さらに火力を上げるためのビーストシナジーを発動させるのに役立ちます。大樹の賢者と熊のドルイドの種族は、いずれもドルイドです。そのため、レベルアップに必要な駒数を節約することができ、序盤にレベルアップすることが比較的簡単な駒でもあります。
アサシン6構築の欠点
爆発的な火力を持つものの、耐久性の高い壁となる駒が手に入らない場合には、メイジなどの魔法を主に使う駒に倒されてしまうことがあります。また、致命の暗殺者や光の羽の刺客がレベル2にならない場合には、火力不足で負けてしまうこともあります。
そのため、壁役となる駒に加えて、致命の暗殺者・光の羽の刺客の4つの駒が手に入らない状況であれば、アサシン6を安定させることが難しくなります。そのため、魔法攻撃を中心とした耐久力に弱いことがアサシン6構築の欠点といえるかもしれません。
詳しい駒の選定・狙うタイミングなどはこちら
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さいごに~オートチェス初心者にはこの3つで十分~
オートチェスでは、当記事では紹介していない構築が猛威を振るうこともあります。例えば、ディヴァインメイジ構築、ウイング6構築、ゴブリンメカ構築などがこれにあたります。最近では、ハンターとウイングを組み合わせた構築も流行っているようです。しかしながら、ポーン帯・ナイト帯・ビショップ帯の下位では、今回紹介した3つの構築で事足りるといって過言ではないでしょう。
オートチェスで必要なのは、「それぞれの構築の理解度」を上昇させることであると考えています。強い構築は何種類かありますが、その中で、「この構築であればどの駒をどのタイミングで取ればいいか完璧に分かる」というものを少数でも用意しておくことが重要です。確かに、複数の戦術を何となく理解し何となく対応できる天才気質の人もいます。しかし、安定した勝利のためには、構築ごとの理解度や熟練度を上昇させることが必要かと思います。
ポーン帯からビショップ5までは、シナジーについてそもそも理解していない人から、攻略サイトを見て何となく強い構築の形を作る人まで様々います。ただ、今回の記事で紹介したビーストウォリアー構築・グレイシャーナイト構築・アサシン6構築の3つさえ覚えておけば、十分に対応が可能となると考えています。
ただし、ビショップ6~9からは周囲のプレイヤーの理解度も上昇しているため、この3つの構築だけでは対応が困難となるかもしれません。その際には、他の構築についても学ぶ必要があるでしょう。
今回は、ポーンからビショップ中盤のプレイヤーまでの、いわゆる初心者の方に向けたオススメ構築記事を執筆いたしました。今回の記事が皆様のオートチェスライフをより良くするものとなれば幸いです。
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