更新日 2026年4月28日
「ごいた」は、2人vs2人で行うチーム対抗の戦略ゲームです。向かい会うプレイヤーとタッグを組み、意思疎通を計ってチームで勝利を目指します。
「ごいた」は、そのル―ツを辿ると江戸時代末に遊ばれていた「受け将棋」「芋将棋」「丸将棋」などを元に19世紀末に考案されたゲームで、日本発の能登の伝統娯楽です。
その手軽さ、面白さ、戦略性、そして中毒性は西洋のゲームにも引けを取らない傑作です。元々は竹駒を使って遊ぶものでしたが、それがカードになり一般的なボードゲームとして気楽にプレイできるようになったものが「ごいたカード」です。
*「ごいた」は類似するゲームをやったことがない方も多いため、ルールを聞いてもイマイチピンとこない事が多いです。ですが、プレイしてみるとそれほど複雑ではないので、最初はとにかくルールを見ながらチュートリアルでやってみることをオススメします。
ゲームのゴール
ゲームのゴールはチームで150点の勝利点を獲得する事です。一回のセットで手に入れられる点数は通常は10点〜50点です。(奇跡的な確率で150点を得る事もできます。)これらを何セットか行い、どちらかのチームが150点以上になったら終了です。
点数を得る方法は2つあり、
①自分のチームのプレイヤーが手札を全て置ききれた時、
稀に②初期の手札に「し」が一定枚数以上揃っていた時のどちらかです。
①で勝利した場合は、最後に出したカードがどのカードか?によって得られる点数が決まります。※得点表は後述
初期手札
まず全員に8枚のカードが配られます。全32枚なので一枚も余ることなく配られます。
手札が配られたとき、手札にある「し」の枚数をチェックします。いずれかのプレイヤーが「し」を5枚以上持っていた場合、下記の処理を行います。
| 役の名前 | 「し」の枚数 | 所持プレイヤーの権利・得点の処理 |
|---|---|---|
| 五し | 5枚 | 「しが5枚」と宣言し、相棒がプレイに入るか配り直すかを決めることが出来ます。 |
| 六し | 6枚 | 手札の残り2枚のうち高い方の得点を獲得 (同じなら得点2倍のボーナス) |
| 七し | 7枚 | 手札の残り1枚の上がり点を2倍で得点で獲得 |
| 八し | 8枚(手札全て) | 100点を獲得 |
| 十し | 自分とペアで5枚ずつ | 150点を獲得 |
上記がなければ、そのままプレイに移ります。
各手番の流れ
各プレイヤーは手番中に、手札から場にカードを2枚出す事ができます。
カードの出し方、配置は決まっており、縦2×横4で左から順に1列ずつ出していき、最終的に8枚が並ぶ様に配置をしていきます。
*配置 画像
そして一番最後、つまり一番右の列の下側に置かれたカードが勝利時の点数を決めます。
また上の段のカードを”受け”、下の段のカードを”攻め”と言い、同じ列のこの2枚はセットで出します。
*得点 受け 攻め
“受け”を出せる条件
*解説画像
受けは、手番中にカードを出す場合に条件があります。他プレイヤーが攻めを出していていた場合、それと同じカードを出す事ができます。もしくは”し”と”香”以外であれば”王”を代わりに出す事ができます。
スターティングプレイヤーだった場合、もしくは、自分の攻めに対して誰も出さないまま自分に回ってきた場合、好きなカードを裏向きで出す事ができます。
出す事ができる札がない場合はそのターンはパスとなります。
“攻め”を出せる条件
*解説画像
攻めは、受けを出せた時のみ出します。こちらは”王”以外は自由に出す事ができます。”王”を出す条件だけ特別で、既に”受け”で王が場に表で出ている必要があります。
この様にそれぞれ手番を行っていき、最終的には全てのカードを出し尽くすことを狙います。
得点は次の通りです。
※得点表
| カード | 最後に置いた時の点数 | 枚数(参考) |
|---|---|---|
| 王 | 50点 | 2枚 |
| 飛 | 40点 | 2枚 |
| 角 | 40点 | 2枚 |
| 金 | 30点 | 4枚 |
| 銀 | 30点 | 4枚 |
| 馬 | 20点 | 4枚 |
| 香 | 20点 | 4枚 |
| し | 10点 | 8枚 |
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以上がルールとなります。先述の様にこのゲームと類似するゲームの経験がある方は少ないと思います。ルールを聞いても良く分からず、理解したとしても何が面白いのかイメージするのも難しいように思います。なので、とにかくチュートリアルで1セットプレイしてみる事をオススメします。1セットだけでも、ルール見ながらプレイするのは10分もかからないので、まずやってみるのが良いでしょう。
意外と奥が深くて、やり始めると色々な戦略が思いつき、次々とプレイしたくなる中毒性があるゲームです。1ゲーム(150点に到達するまで)の所用時間は約20分程度ですが、何回もやりたくなるので1時間以上夢中になってしまうこともしばしば。
次にこのゲームのプレイイングのコツを簡単に紹介します。ネタバレ要素も含むので、戦略は自分で考えたいという方は以下のおまけコラムの方をどうぞ
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ごいたカードのTIPS
相方の攻めは受けない方がいい
このゲームではチームのどちらか1人が勝てば勝利となります。つまり、自分が勝たなくても相方が勝てば良いのです。ここで味方の攻めを受けて手札を使うよりは保持して敵プレイヤーの攻めに備える方が多い良いでしょう。
ただし、手札が既に必勝形になっているのであれば敵プレイヤーに隙を与えないためにあえて味方の攻めを受けるのも良いかもしれません。
香はめちゃくちゃ強い
実はこのゲーム、香がめちゃくちゃ強いです。それは香が王で防げないという点にあります。飛や角は枚数は少ないので防がれにくいのですが、王に防がれる事も多いです。特に4枚の香を1人が持っていれば、一度攻めに回るとそれは必殺となります。
飛・角は実は諸刃
飛・角は2枚ずつしかないため、防がれにくいという長所はあるのですが、一方で出す機会を逃すと上がりにくくなってしまいます。例えば、飛や角が”王”によって受けられてしまった時、残された飛は”受け”として活躍する機会は無くなってしまいます。もちろん2枚目も攻めとして使えれば”王”以外では受けきれず、最後に出せれば高得点なので攻めのパワーはあるのですが、守りに弱いのです。
特に、既に王で一枚ずつ受けられた飛と角2枚だけが手札に残ってしまった時は、もう受けが出来ないので自分がアガる可能性は0になってしまいます。
以上、いかがでしたでしょうか。次のページはおまけですが、初期手札で「し」が揃う確率について考察しています。


