【簡略図解】ゴミ箱パンダのルール説明

更新日 2019年6月17日

ゴミ箱パンダのルールとレビューをざっくり紹介しています。
購入を検討されている方、インストをされる方は是非参考にして下さい。

●”ゴミ箱パンダ”とは?

プレイヤーはアライグマ(=英語で”ゴミ箱パンダ”)となり、ゴミ箱を漁って”食べ物”や”光るもの”を発掘・争奪するゲームです。

プレイ人数は2人~4人。プレイ所要時間は20分程度。

<大まかな流れ>

このゲームには全部で8種のカードがあり、うち最終的に得点になるのは6種類(食べ物・光る物)2種類(動物)はサポート専用のカードとなっています。

得点になるカードを自分の場に蓄えていき、山札がなくなった時点で場のカードを集計・1番得点の高い人が勝ちとなります。

得点カードは得点として蓄えるか、使い切りのカードとして効果を発動するかを選ぶこともできます。



●点数の稼ぎ方

得点になる6種類のカードは自分の場に蓄えることで点数になりますが、カードによって得点の加算方法が違います

<イヤッホー!>

”イヤッホー!”は、1枚につき1点になります。

<んー、大好物>

”んー、大好物カード”は、各プレイヤーの中で何番目に多く持っているか?で点数が貰えます
得点は左上の金・銀・銅のアイコンに対応し、最も多く持っていた人は6点、2番目に多く持っていた人は2点、3番目に多く持っていた人は1点となります。
イヤッホー以外で得点になる5種類は、全てこの形式での得点計算となります。

ゲームセット

1番最近、ゴミ出しをしたプレイヤーがスターティングプレイヤーとなります、

まずは手札を配ります。手札は後半のプレイヤーほど多くなり、1番目のプレイヤーは3枚、2番目のプレイヤーは4枚、3番目のプレイヤーは5枚、4番目のプレイヤーは6枚です。

残ったカードは山札(=ゴミ箱)となります。

●ターンの流れ

ターンの流れは①ダイスを振る②行動するという流れになりです。

各プレイヤーが自分のターンにできる行動は以下の4種類あります。
これらは自分の手番で好きな行動を取れるわけではなく、どの行動を出来るか?がダイスによって決まります

山札からカードを1枚引いて手札に加える(ダイスの出目:ゴミ箱アイコン)
手札を1枚自分の場に裏向きで置く(ダイス出目:木アイコン)
相手の手札の見ないでカードを奪い、手札に加える(ダイス出目:盗むアイコン)
山札から1枚引いて場に公開し、手札に加える。この時、ほかのプレイヤーは同じカードがあれば1枚を表向きに自分の場に置くことができる。そして他のプレイヤーが置いたカード1枚につき1枚を手札に加える(ダイス出目:山賊アイコン)

ダイスは何回でも振ることが出来、出た目の種類だけ行動できます。しかし同じ目が2回出た時点で手番自体が強制終了(=何もできない)となってしまうので、適度なタイミングで止める必要があります。

*マーカーはどの目が出たのかを記録するためのものです。出た目と模様のマーカーを取ったり戻したりすることで、どの目が出てどの行動をしたのか、していないのか?が分かりやすくなります。



●カードの効果の使用

手札にあるカードは適切なタイミングで使用可能です。この効果を発動したら捨て札となります。
例えば次のようなカードと効果があります。

ウマウマ~

他のプレイヤーがダイスを振るのを止めると宣言した時、このカードを手札から捨てて効果を発動できます。
そのプレイヤーはもう一回ダイスを振らなければなりません。

*同じ目を出させて手番を強制終了させることを狙うような妨害カードです。
 相手が3/4回振って終了したような時に使うと効果的です。

ピッカピカ~

プレイヤーは自分の手番中いつでもこのカードを手札から捨てて発動できます。
ほかのプレイヤーの場にあるカードを1枚、奪って手札に加えることが出来ます。

*他プレイヤーの場のカードを奪える効果のはこのカードしかなく、このカードは3枚しかありません。
 貴重なカードなので使用するタイミングは重要です。

イッヌ

自分のカード(手札・場のカードを含む)が他プレイヤーに盗まれそうになった時に、このカードを手札から捨てて発動できます。盗みを失敗させ、自分は山札の上からカードを2枚引いて手札に加えます。

*ルールブックには手札を盗もうとした時に無効化できるとだけ書いてありましたが、
ネッコやピッカピカ~の部分のルールを読む限り、場のカードを盗む効果に対しても有効な様です。

ゴミ箱パンダのレビュー

ネーミングインパクトで好奇心を惹かれ、”イッヌ”でジャケ買いに至ったゲームでした。

ダイス運次第では、序盤である程度差がついても逆転の可能性があるため、最後まで面白い展開になります。

カードの使い道としては、”得点のために蓄えるのか”、”使い切りのカードとして使ってしまうのか”の2通りがあり、手札をどう運用していくかに案外大きく戦略性が問われます。加えてカードの枚数が決まっており、すべてのカードが無くなるまでゲームが続くため、カードの枚数・残り枚数を考慮した戦略的行動も非常に重要となります。

またこのゲームは可愛いイラストとは裏腹に、かなりギスギスした展開になります。カードの効果には”相手の足を引っ張る”ものが多く、奪い合い、邪魔をし合うことが前提となっているゲームとなっています。ルールはそれほど難しくなく、イラストからもわりと万人受けするゲームではありますが、”ギスギス度の高さ”にだけは若干注意が必要かな、、といった印象です。

最近買ったゲームの中ではかなり面白かったので是非皆さんもプレイしてみてください。

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