更新日 2020年3月5日
以前にやりながら覚えるための麻雀のルールを紹介しましたが、
その次、麻雀の基本的なルールは分かったけれど、結局どうしていいのかやり方が分からない!
といった壁に当たる初心者の方も多いと思います。
何度もプレイしていく内に慣れていくところではありますが、出来るだけ早く存分に楽しめるようになってもらいたいです。
そこで、自分が初めて麻雀を打った時のことを思い出しながら、初めてでも簡単に実践できるベーシックな戦略を挙げてみました。
まずは基本的な考え方・セオリーを極め、その上で少しずつ自分なりにカスタマイズしていくのが上達の近道です。
もっとも麻雀は相手に手牌を読まれず、相手の手牌を読みながらプレイングしていくことが必要なのでベーシックな戦略は当然読まれやすいのですが、
攻撃は最大の防御 ・ 不可避の速攻
といった言葉もあり、守り方よりも攻め方を覚えた方が楽しいので、最初のうちはとにかく攻めまくって楽しみながら慣れていくのが良いと思います!
1. 目指すはリーチ。鳴きたくなっても滅多に鳴かないこと!
まずは麻雀で最も基本の役である”リーチ”を狙いましょう!
実際にプレイすると分かりますが、麻雀で 2+3×4 を作るのは大変で、その上で役をつけるのはもっと大変です。
“ポン”や”チー”をせずに形を揃えていくことが条件の”リーチ”は、一見難しそうにみえますが、実は牌の制約がない分だけ案外簡単です。
また”ポン”や”チー”をしてしまうと面子(3枚組)が固定されてしまうので後から組み換えることも出来なくってしまい、
結果として鳴いた事が近道に見えて実は遠回りになってしまう場合もあります。
裏ドラがついて点数が跳ね上がることもあるのでかなりコスパの良い手なのです。
余談ですが他の人が”ポン”・”チー”するとなんとなく自分も鳴かないと・・・という様なよく分からない焦りを覚えるかもしれませんが、それは幻惑なので堪えてください。
2. 鳴くのは役を確定できる見込みがある時のみする
しかし、かといってせっかく麻雀をやるなら”ポン”や”チー”をしてみたいですよね笑。
”ポン”や”チー”をすべきかどうかを正確に判断するのは経験者でも難しいのですが、
まず”その局”でアガることを目的にするのであればEasyなラインが1つあります。
それは”役牌”です。
手牌に役牌、つまり白・發・中もしくは役牌である風牌を揃えられる場合は鳴いても構いません。
”役牌を3枚揃えたのに捨てる”なんて展開はめったにないので手替わりの心配もありません。
3. とりあえず1・9・字牌【幺九牌(ヤオチュウハイ)】から捨てる
字牌は数字がありません。なので字牌には3枚揃えて刻子とするか、2枚揃えて頭にするしか使い道はありません。
つまり字牌は結構使いにくい牌なのです。同様に、1や9の牌も順子なら1・2・3、もしくは7・8・9しか作れないため使いにくい牌です。
2枚揃っている場合やあと1枚で面子が出来る状態であれば別ですが、
1枚だけある使う予定の見えない1・9・字牌はあとあと手替わりして必要になることはめったにないので捨ててしまって構いません。
(個人的には役牌でも1枚なら結構捨てますが、そのあたりは好き好きですね。)
4. 迷ったら出来るだけ3色の牌を使う
3色の牌を使う事で①手を揃えやすく、②相手に読まれにくくなります。
麻雀では同じ色・同じ数字の牌は4枚ずつしかありません。なので確率的には同じ牌を使って面子を揃えるよりも、違う牌を使って揃えた方が揃えやすくなっています。
また麻雀でアガる方法は”ツモ”と”ロン”の2通りありますが、単純に機会の数だけで言えば1巡する間に”ロン”でアガれる機会は”ツモ”でアガれる機会の3倍あります。なので、”相手に出来るだけ読まれない事”が非常に重要です。
例えば2色・もしくは1色で手配揃えていると、捨て牌に特定の色の牌が多く出てしまい、狙っている牌が予想されやすくなってしまいます。
もちろん”出来るだけ”なので無理して使う必要はなく、1色で作れればそれはそれで役になるので、”迷ったら3色で攻める”程度で考えておくのが良いでしょう。
応用:あえてベーシックに攻めない
以上の4つがベーシックな戦略ですが、ベーシックな戦略だけではやはり相手に読まれやすくなってしまいますし、ただその通りに実行するだけでは面白くないでしょう。
しかしベーシックを抑えておくことで、あえて”ベーシックではない・セオリー通りではない行動をして相手を騙す”という事ができる様になります。
これが出来れば、ようやく麻雀の醍醐味の1つである”駆け引き”を楽しめる勝負、戦略ゲームに変わるでしょう。
例えば以下の様な考え方があります。
A.あえて”リーチ”せずに待つ
1.ではまず目指すべきはリーチでした。しかし、リーチを狙って手を作っていたら他の役が付いてくることもあります。
そんな時に敢えて”リーチ”をせずにテンパイするというのも手です。(ダマテン・・・”黙ってテンパイ”とも言われます)
もちろん、リーチをしないことで点数が下がると思いますが、リーチをかけないことでノーマークの相手を奇襲することも出来ます。
B.あえて1・9・字牌で揃える
3で使う予定のない1・9・字牌から捨てるのが良いという話でした。しかし、これは他のプレイヤーにとっても同様に不要である可能性が高いです。
普段は使いにくい牌なので捨ててしまいますが、捨てられやすいことからそれで待つことで”ロン”でアガれる可能性が高くなります。
特に、役牌にならない字牌は不要な可能性が高いので、そのような字牌を待つ形を作れると非常に強いです。
以上いかがでしたでしょうか?他にも初心者向けの戦略は様々にあると思いますが、個人的にはまず基本のこの4つを抑え、そしてその4つを軸に真っ向から攻めたり時には裏を書いて攻める事で、ある程度戦略的なプレイングが出来る様になると思います。
しかし、忘れてならないのは麻雀は4人プレイであることです。完全に実力も運も同等だった場合でもプレイしてその局で勝てるのは、期待値的には4回に1回だけです。実力差のある中でプレイした場合、最初は4回に1回もアガることは出来ないでしょう。なので、戦略的にプレイしてもなかなかアガれないかもしれませんが、”4回に1回勝てれば一定のプレイングが出来ている”というくらいの期待モチベーションでプレイすることをオススメします。
この記事を読んで、より麻雀を好きに楽しくプレイできるようになればと思います。