新作ボイス人狼アプリ『人狼はウソ月』を徹底レビュー!

更新日 2019年9月8日

はじめに

『人狼はウソ月』の2回目のβテストがはじまり、筆者のいとはきも20戦ほど10人クイック部屋を中心に楽しんでいます!具体的なことは記事の中で述べていきますが、感想を率直に述べると『あれ?意外と楽しい!』これに尽きます。

進行役として基本配役に含まれるのが当然だった霊能者がいないゲーム性。警官選挙というオリジナル要素。どれもが新鮮ではあるものの、本来の人狼の魅力であった会話を通じた心理的要素や、考察や推理などの戦略的要素は損なわれていないか非常に心配でした。しかし、これらの要素は今までの人狼ゲームにはない”味”を出しています。

今回の記事では、『人狼はウソ月』でベースとなっている役職の説明に加えて、ゲームのプレイ感や雰囲気について触れていきます。


1. 警官・魔女・ハンターはどんな役職?

警官:

初日の朝のターンが来る前に行われる警官選挙で、得票数が最も多いプレイヤーが獲得する追加役職。処刑のターンの投票は1.5票分の価値を持ち、発言時間も1.5倍となる。また、発言順を自分から好きな方向に決定させることができ、自らが最後の発言者となる。

魔女:

夜のターンに、復活薬と毒薬を用いることができる役職。毒薬は人狼の襲撃先に追加する形でもう一人を毒殺できる。復活薬は、その日に襲撃されたプレイヤーを把握したうえで、そのプレイヤーを復活させることができる。

ハンター:

自らが死亡した際に、一人を道連れにできる役職である。『人狼はウソ月』では『人狼殺』とは異なり、空砲(道連れにすることなくハンターであることを証明する方法)を行うことはできない。

 

警官投票は、おそらく「警官あり部屋」でプレイする際には、非常に困惑する制度となるかと思います。現在のところ、プレイヤーの中で一定の進行(流れ)が確立されており、その進行を把握していないとかなり真目を落としてしまったり、黒くみられることもあります。警官投票のセオリーについては、後日詳しく説明いたします。

魔女に関しては、狩人(ボディーガード)の上位互換と考えていいと考えられます。『人狼はウソ月』では、狩人ポジションに魔女が入ることが多くあります。復活薬というと護衛とは少しニュアンスが違うように思われるかもしれませんが、実質的には同じとなります。しかし、狩人と異なるのは、襲撃されたプレイヤーを把握したうえで、確実に護衛することができる点です。また、毒薬を用いることで、任意のプレイヤーを一人死亡させることもできます。この役職も一癖あるかと考えられます。

ハンターは、『人狼殺』でなじみがある役職かもしれませんが、空砲ができない点のみが異なります。そのため、状況によっては自分がハンターであることを証明できないまま死んでしまうこともあり、これが大きな課題となっています。

 

2. 異なる勝利条件と戦略性

勝利条件は普通の人狼ゲームとは異なります。村人側の勝利条件は、通常どおり人狼を全て追放することです。しかし、『人狼はウソ月』における人狼側の勝利条件は、「村人を全て追放すること」又は「村人陣営の役職を全て追放すること」のいずれかになります。人狼と村人の数が同数になることが条件であるよりも、比較的勝利しやすいと考えることができます。

10人クイック村が、現在中級者向けの村として提供されています。ここでの村人側の役職は占い師・魔女・ハンターの3つです。そのため、『人狼はウソ月』絶対に役職が透けないように気を付けることが必要となります。『人狼殺』では、フルオープン戦略が非常に強かったとされていますが、このアプリでは異なっています。そのため、村人であったとしても村人陣営といわなければ、村利がない発言と取られてしまうこともあるので気を付けてください。

 

3. 『人狼殺』であったようなバグは?荒らし対策は万全?

同様の人狼アプリ『人狼殺』であったような致命的バグは、今のところ『人狼はウソ月』では体感してはいません。現在のところは、ゲーム自体にストレスはあまり感じてはいない状況です。この点に関しては、「荒野行動」や「第五人格」を開発した、大手のゲーム開発会社であるからの安定性であると考えられます。

荒らし対策については、ブロック機能が搭載されています。しかし、マッチングを優先させる都合上かあまり十分に機能してはいないように思われます。現状のところ悪質なプレイヤーは少ないですが、これから普及していく過程では大きな課題になるかと考えられます。

 

4. プレイヤーのレベル帯はどんな感じ?

ベータテスト開始直後には、本当に初心者のような方が入ってきていたイメージですが、段々と中級者以上の方が多くを占めるようになってきました。これは人狼殺でも見られた光景ですが、『人狼はウソ月』では今後どうなるのかが非常に気になるところとなっています。

また、6人部屋であれば初心者の方でも気軽に入りやすいですが、10人クイック部屋になると警官選挙がややこしいことから、中級者以上でなければ楽しみにくい環境となっているかもしれません。言い換えれば、人狼をしっかりと楽しめるメンバーが集まりつつあることは評価できますが、初心者が定着しやすい土壌ができればいいなあと考えています。


おわりに~独自性が楽しい新たな人狼ゲームに期待~

『人狼はウソ月』は、今までの人狼アプリに一石を投じることは間違いないかと思います。ただ、重要な点はこの高い独自性が受け入れられるにいたるまでには、時間がかかりそうということです。人狼アプリの普及には、ゲーム配信者などの存在なども関わってきます。現在メインである『人狼ジャッジメント』や『人狼殺』に続くヒット作として、『人狼はウソ月』は輝くのでしょうか。

少なくとも筆者としては、初心者の方が入りやすい人狼アプリを求めているため、『人狼はウソ月』がその役割を担うこととなればと強く願っています。10人クイックルームを中心にプレイしているので、もし同村した際にはプレイ後にお声かけ頂ければと思います。

 

 

最新の人狼ゲーム情報『人狼はウソ月』

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『人狼はウソ月』は、Net Ease Games社により開発された、スマートフォン向けボイス人狼アプリです。チャット人狼とは異なり、実際にスマートフォンに向かって声を出して議論をするアプリとなっています。

大きな特色となるのは、ボイス人狼にもかかわらず役職数が26種類以上あるということです。チャット人狼では様々な役職をみることがありましたが、ボイス人狼では珍しいのではないでしょうか。また、アバターを変更することができる点や、友人同士で加入するギルドなどの新要素があります。

ちなみに開発元のNet Ease Games社は聞いたこともあるかと思いますが、あの荒野行動や第五人格を製作している超大手のゲームメーカーです!

現在人狼アプリは数多くありますが、アップデートの頻度が遅かったり、プレイ人口が減ってきていたりなどの問題点が上がってきています。その中でこの『人狼はウソ月』は、人狼界隈に新たな一石を投じるものとなるのではないかと期待しています。

事前登録・βテストも始まっている様なのでこの機に是非!!

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