人狼をしていたら人生がほんの少しだけ幸せになった話。

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はじめに~今回は人狼じゃないエッセイです。~

こんにちは、いとはきです。みなさんは、人狼を楽しんでいますか?

私は、頻度は少なくなってしまいましたが、毎月欠かさず人狼をしています。積極的に人狼に参加しだしたのは、2018年の8月から始まった対面人狼でした。見ず知らずのプレイヤーと人狼をするのは、その時が初めてであり、非常に緊張していたことを覚えています。現在も、大体は同じ場所で人狼をプレイしています。

さて、今回の記事は「人狼そのもの」ではなく、「人狼で変化した私の日常」についての話になります。結論から言うと、人狼をしたことで、私の人生は少しだけ幸せになりました。こんな導入だと、怪しい通販業者のようですね。

人狼とはいっても、具体的には、対面人狼を始めてからになります。対面人狼を通じて、変わったことは大きく二つあります。一つは、日常生活で役立つスキルの向上です。対面人狼を通じて学んだスキルが、日常生活でも応用できているように感じました。もう一つは、コミュニティの形成です。人狼を通じてできた仲間で、ボードゲームやリアル脱出ゲームに参加することとなりました。

いずれも、私にとっては思いがけない変化でした。今回は、普段とは異なり、人狼に関するコラムではありませんが、共感や興味を抱いていただけるような内容になれば幸いです。


1.人の話が聞けるようになった

対面人狼をしていて感じた大きな変化の一つは、人の趣味嗜好や価値観が覚えられるようになったことです。例えば、その日の夕食を決める際に、「この前Aさんここ行きたいって言ってましたよね。このお店とかどうですか?」と提案しました。その人は、少し驚いたような顔で「え?私そんなこと言ったっけ?よく覚えてるね。」と若干引きつつ感心してくれました。また、誕生日プレゼントを選ぶ際にも、(そういえば、この人緑色が好きっていってたよなあ。)と、なぜかその人の好きな色や物が頭に浮かぶようになりました。

他にも、最近は「こういうものが嫌い。」「こういうところが好き。」など、細かい趣味嗜好が記憶に残るようになっています。これは、記憶力が増したわけではなく、人の話をよく聞くことができるようになったことからきたのではないかと考えています。

このような聞く能力は、人狼内での考察や発言精査から学びを得たと考えています。人狼では、他プレイヤーの話をよく聞くことが欠かせません。そのため、今何が話されていて、その人がどのような理由からその考えに至ったのかを、耳をすませて聞くことが重要となります。議論を行い、白要素や黒要素を観察する中で、その人の発言を記憶しておかなければ、人狼を探したり自らが人狼であるという容疑をはらすことはできません。

このように、人狼では、相手が何を言っているのかを注意深く聞くことが重要となります。この過程を、ゲーム内で繰り返すことによって、聞く力が増したように思えました。これは、自分にとって、かなり大きな進歩でした。ただ単に、相手の言葉を聞くだけではなく、どういう意図でそれを話しているのかを考えることができるようになりました。これが、人狼をしていて得られた日常の変化の一つです。


2.話がほんの少しだけうまくなった

人狼を通じて、聞く力だけではなく、話す力も少しではありますが向上したように思えます。というのは、自分の感情や伝えたい気持ちを、相手に伝えることができるようになりました。面白い会話のネタが増えたわけでも、経験が増えたわけではありませんが、明らかに会話をした時の反応は変わりました。

具体的に変わったのは、話の構成が論理的になったことかと思います。話をするときに、「どうすれば相手にわかりやすく伝えられるだろう。」「この話はどのくらいでまとめるべきだろう。」という癖がつくようになりました。結論から先に言って、だんだんとその理由をのべる。あるいは、結論にいくまでの過程にストーリーをつけて、結論をわかりやすくするように試みるなど、話し方を工夫するようになりました。

これは、人狼をしている際に、「自分の発言をどうやったら伝えられるか」ということを考えたことから得られた副産物かと思います。人狼では、自分が人狼でないことを明らかにし、信用を獲得するために発言することが必要です。しかし、議論時間は限られていることから、どれだけ端的にわかりやすい発言ができるかが重要になります。そこで、話を論理的に構築する能力が求められてきます。

おそらく、この事例は私自身の経験に基づいていることから、全ての人に当てはまるわけではないと思います。しかしながら、人狼がコミュニケーションに基づくゲームである以上、言語能力は確実に向上していることかと考えられます。


人狼仲間と遊びに行く機会が増えた

「ここに人狼しにくるメンバーって、一生に一度見るかどうかわからないような変わった人が集結した感じだよね。」

これは、対面人狼を通じて知り合ったある女性から言われた言葉です。はじめは、バカにされたのかと思いましたが、しばらく考えてから、私は「確かに。」と頷いて返しました。

これは独断と偏見ですが、間違いなく人狼をやっている人は「変わっている」と思います。私は、人狼に興味があるという女の子と次のような会話をしたことがあります。

「人狼ってどんなゲームなの?」

「えっとね。2つの陣営に別れて、話しながら殺しあうゲームだよ。」

「そっか、、楽しんでね!」

当時の私の説明の下手さもありましたが、その女の子が私を見る目は、まさに人外を見る目でした。

やはり、様々な理由はあれど、人狼に興味を持ち、人狼にハマる人はどこか少し普通の人の思考とは異なるように感じました。そのため、そこに集まる人は同じような気持ちを有する人であり、気があうことが多くあります。事実、私は人狼会に集まるメンバーとは非常に仲良くなることができました。

人狼だけではなく、飲みに行ったり、リアル脱出ゲームに参加したり、ボードゲームをしたり。同じような趣味を持つ友人に恵まれ、私にとって非常に大切な人間関係を築くことができました。正直にいって、人狼そのものよりも人狼を通じて得られたコミュニティに、私は強い魅力を感じています。

これが、私が人狼を通じて得られた最も重要な変化です。もちろん、私は人狼が好きですが、それ以上に人と会話することが好きです。そのため、人狼を通じて、人狼以外でも遊ぶことができる友人が得られたということは、私にとって非常に大きなことでした。


おわりに~人狼をしたら少しだけ幸せになった~

私は小さなことに幸せを感じます。空が雲ひとつない快晴だったり、「あっ、いとはきさんの記事みたことあります」と声をかけられたり、テンションが上がることは日常にありふれています。その中で、人狼を始めてから生じた変化も小さな幸せに入りますが、私にとっては人生を変えるほどの変化だったかもしれません。

私は人狼自体も好きです。人狼における論理的に物事を考える要素や、心理的に状況を考える要素は、あまり他ゲームでは味わうことができない魅力であると考えています。しかし、人狼から得られた副産物は、私にとって日常をより楽しくさせるものとなりました。

アプリ人狼も確かに楽しいですが、一度は対面人狼を経験してみてはいかがでしょうか?もしかしたら、思わぬ変化が人生にもたらされるかもしれません。

この記事が皆様の人狼ライフをより良くするものとなれば幸いです。

 

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