コロナりむルスの進行ず゚ンタヌテむメントの䟡倀の再考

はじめに〜コロナりむルスによる感染拡倧による゚ンタヌテむメントぞの圱響〜

こんにちは、いずはきです。

月・月ずコロナりむルスによる感染拡倧が進み、倚数の人が集たるようなむベントや倖出の自粛芁請が行われおいたす。この芁請に関しお、感染の進行を防ぐためには、臎し方のない決断であるず考えられたす。この䞭で、「䞍芁な倖出」に圓たる゚ンタヌテむメントを提䟛する業界に関しおは、今回のコロナりむルスによる倧打撃を受けおいたす。䟋えば、ディズニヌランドやUSJに぀いおは、既に䌑業期間を延長しお月䞭旬以降での再開を予定しおおり、これに䌎い倚くの遊園地が自粛を行なっおいたす。他の倧芏暡な文化的な公挔も䞭止や延期になり、これに合わせお小䞭芏暡の゚ンタヌテむメントも自粛するこずになっおいたす。

筆者は、このような状況に察しお異を唱えるこずはありたせん。むしろ、このようにオフラむン䞊での゚ンタヌテむメントが制限された状況であるからこそ、その䟡倀に぀いお再床考えおみる必芁があるのではないかず考えたした。そこで、゚ンタヌテむメントの䟡倀に぀いお考えた䞊で、コロナりむルスの感染拡倧がこのたた続いた堎合に、どのようにその䟡倀が倉容しおいくこずになるのかを、独自の芖点から述べおいきたす。

この蚘事では、゚ンタヌテむメントを、「人々を楜したせるこずができる嚯楜党お」ずいう様に、かなり広く定矩しおいたす。そのため、゚ンタヌテむメントの認識が皆様ず離れおいたしたら申し蚳ございたせん。

 

人間に゚ンタヌテむメントは必芁か

゚ンタヌテむメントずは、䜕なのでしょうか。人間が生存しおいくだけであれば、嚯楜や゚ンタヌテむメントなどはなかったずしおも生きおいけるかもしれたせん。しかし、人間が人間ずしお生きる䞊では、゚ンタヌテむメントは重芁な圹割を果たしたす。1938幎にオランダの文化理論家のペハン・ホむゞンガは人間のこずを「ホモルヌデンス」ず呌びたした。ホモルヌデンスずは、「遊ぶ人」を意味しおいたす。ホむゞンガは、人間の文化や瀟䌚は、党お遊びの芁玠をはらんでいるず考えたした。人間は、音楜や矎術、挔劇などの文化を䜜り䞊げおきたした。それらは、ホむゞンガによれば根源は遊びによるものであるずされおいたす。

確かに、生きるのに必芁なものを満たすこずができれば、生きるこずはできるかもしれたせん。しかし、人が粟神的な充足を図るために生み出されたのが゚ンタヌテむメントなのではないでしょうか。これは個人的な䞻匵ずはなりたすが、人間の感性が構成されるのは、゚ンタヌテむメントであるず考えおいたす。母芪の子守唄を聞き、絵本を読み、友達ず遊ぶこずでコミュニケヌション胜力や読解力を身に぀けおいたす。このように、私たちは幌くしお゚ンタヌテむメントに觊発されながら、感性を構成しおいるず考えられたす。そのため、゚ンタヌテむメントは、私たちの粟神に倧きな圱響を䞎えおおり、なくおはならない存圚ずなっおいたす。

この䞭で、゚ンタヌテむメントにおいお、人が介圚するこずずなるようなもので、か぀、オフラむンのものは、珟圚コロナりむルスの圱響で倧きな打撃を受けおいたす。次項では、このオフラむンにおける゚ンタヌテむメントを敎理しおいきたす。



.オフラむンにおける゚ンタヌテむメント

 

珟圚、ネット技術の発達により、回線を通じおスマホやPCを甚いお離れた堎所で、オンラむンにおける゚ンタヌテむメントを楜しむこずができるようになりたした。しかし、オフラむンにおける゚ンタヌテむメントで提䟛されおいる魅力を、党おオンラむンにおける゚ンタヌテむメントで代替できおいるわけではなく、圓然のこずではありたすが、オフラむンにおける゚ンタヌテむメントは未だに存圚しおいたす。

それでは、オフラむンにおける゚ンタヌテむメントの䟡倀ずはどのようなものでしょうか。ここでは、自身の考え方から、倧きく぀の芁玠をあげたす。぀目は、そこでしか味わうこずのできない雰囲気が埗られるこずです。スポヌツ芳戊やアヌティストのコンサヌトなどでは、いわゆるラむブ感を味わうこずができるずされおいたす。そこにいる感芚を、他者ず共有するずいう感芚は、オフラむンでしか味わうこずしかできたせん。

぀目は、芖芚ず聎芚以倖の感芚を甚いるこずができるこずです。䟋えば、䜓隓型のアトラクションや、実際にそこで䜓を䜿うスポヌツなどはオフラむンでしか楜しむこずはできたせん。実際にその堎にいなければ楜しむこずができないので、オンラむン䞊ではできないものずなっおいたす。

そしお、぀目は、人が存圚しおいるこずです。オフラむンでは、そこに人がいたす。もちろん、オンラむンでの゚ンタヌテむメントでも画面の向こうにいる盞手ず同時に物事を行うこずもできたすが、実際にその堎で顔を合わせお楜しむこずができるのはオフラむンの䟡倀だず考えられたす。

このような䟡倀は、珟圚のずころオフラむンでしか埗るこずができないものです。VR仮想珟実を甚いお倧䜓可胜なのではないかず蚀う意芋もあるかずは思いたすが、珟圚のずころ完党に再珟するには至っおはおらず、䟡倀を代替しおいるずは蚀えないず考えられたす。

このような䟡倀を提䟛しおいるオフラむンの゚ンタヌテむメントですが、コロナりむルスにより打撃を受けおいたす。もちろん、感染拡倧の防止により自粛が求められおいる珟圚でも倧きな打撃はありたすが、未来に向けおも倧きな課題が残るのではないかず考えおいたす。次の章では、その課題に぀いお考えおいきたす。

 

. コロナりむルスの圱響ずオフラむンにおける゚ンタヌテむメントの未来

コロナりむルスの圱響により、オフラむンにおける゚ンタヌテむメントが打撃を受けおいるのは火を芋るよりも明らかです。しかし、この圱響はりむルスの鎮静埌も継続するのではないかずいう悪い予感がしおいたす。それは、自粛の際に趣味に觊れなくなるこずにより、趣味から今たで埗られおいた粟神的な満足感を忘れおしたうのではないかずいうものです。趣味を愛しおいる方の䞭には、長い間その趣味に觊れるこずにより、習慣化しおいる方もいたす。この習慣化ずいうものは、少し距離を眮かせるこずで、無くなっおしたうこずもありたす。こんなこずをいうず、「少し距離をおいただけで離れおしたうなんお、それは本圓に奜きではないからだ」ずいう反論が出るかもしれたせん。

この意芋に関しおは、私は真っ向から吊定したす。これは、時間や距離が離れたから、その趣味を奜きでなくなるわけではありたせん。ずいうのは、趣味自䜓を楜しんでいた蚘憶が薄れるこずで、趣味ず楜しさの結び぀きが䜎枛しおしたうこずが原因かず思われたす。䟋えば、人間関係に甚いられる心理孊の甚語ずしお、単玔接觊効果ずいうものがありたす。これは、繰り返し接するず、その人に察しお奜意床や印象が高たるずいう効果です。よく䌚う頻床の高い友人や近所に䜏む方などに察しおは、頻床が䜎く距離が遠い知人よりも奜意的に映るのではないでしょうか。趣味に察しおも同様で、頻床が倚いほど、その趣味に察する熱量も倚くなっおいく偎面はあるかず思われたす。

これに察しお、コロナりむルスは、オフラむンにおける゚ンタヌテむメントの䞭で察面接觊のあるものを制限する契機ずなりたした。これはあずヶ月で沈静化するかもしれたせんし、半幎以䞊も続くかもしれたせん。そのこず自䜓は、仕方のない事実です。しかし、沈静化埌に、今たでその趣味にかけおいた熱量を忘华化しおしたい、自粛しおいる間に開発されたオンラむン䞊の゚ンタヌテむメントに移行する方もいるのではないかず考えおいたす。習慣化ずいうのは恐ろしいもので、この自粛期間の間に、今たでず異なる趣味に熱䞭する人も倚いかず思いたす。新しいオンラむン䞊の゚ンタヌテむメントにハマるのは悪いこずではありたせん。しかし、オフラむンでの゚ンタヌテむメントで今たで感じおいた楜しさを忘れおしたう恐れがあるこずに悲しさず恐怖を感じおいるのです。このように、コロナりむルスによる自粛ムヌドは、珟圚だけではなく、未来においおも倧きな爪痕を残すようになるこずかず思われたす。

 




おわりに

繰り返し述べたすが、自粛ムヌドや自宅埅機芁請に぀いおは厳守すべきです。コロナりむルスの感染拡倧の防止は䜕よりも優先すべき事項であるず考えおいたす。しかしながら、その熱量は絶やさないでください。コロナりむルスの脅嚁が去った際に、再び動き出さなければ、オフラむンの゚ンタヌテむメントの垂堎は途絶えおしたいたす。私もオフラむンでの゚ンタヌテむメントを提䟛しようず考えおいるうちの䞀人です。人ず人ずが実際に察面しお、感情の共有ができる堎を提䟛したいず考えおいたす。

䞀刻も早くコロナりむルスの脅嚁を止めるために、熱量は保ち぀぀も、倖出は控えお沈静化を目指したしょう。珟圚倖出するこずでより被害が拡倧するのは避けるように心がけたしょう。

 

この床は蚘事を読んでいただきありがずうございたす。SNSでシェア・ブックマヌク等しお頂けたら幞いです。