たった2つの捨て牌から安全牌・危険牌を読み解く【麻雀・スジの応用①】

麻雀は1枚の捨て牌から表スジ・裏スジ・片スジ・跨ぎスジと多くの情報が分かります。

しかし、麻雀では捨て牌は多数出てきますから実戦ではより組み合わせた考え方が重要となります。

そこで今回は、同じ色の2種類の牌だけが捨て牌にあるときに、いかに安全牌・危険牌を読み解くか?というところにフォーカスを当てていきたいと思います。

2枚の牌から分かるスジとして「中スジ」「間4軒」は代表的なので聞いたことがあるかもしれません。

同じ色の2種類の牌だけでも36通りもありますが、まず数字の違いでみると最小1から最大8違いまでの、合計8種類があります。まずはこの数字の違いごとに見ていきます。

<数字の違いでの8分類>
・8つ違いの場合:1-9
・7つ違いの場合:1-8,2-9
・6つ違いの場合:1-7,2-8,3-9
・5つ違いの場合:1-6,2-7,3-8,4-9
・4つ違いの場合:1-5,2-6,3-7,4-8,5-9
・3つ違いの場合:1-4,2-5,3-6,4-7,5-8,6-9
・2つ違いの場合:1-3,2-4,3-5,4-6,5-7,6-8,7-9
・1つ違いの場合:1-2,2-3,3-4,4-5,5-6,6-7,7-8,8-9



8つ違いの捨て牌:1・9の両端の牌が捨てられている場合

1と9の両端の牌だけが捨てられている、という状況はよくあります。この状況下でスジを考えるとどの様なヒントが得られるのでしょうか。

1と9のスジの関係を合わせてみると以下の様になります。

麻雀の1と9の筋(スジ)

<危険牌>

この場合、2-5-8が危険な牌となります。

そして2-5が1の裏スジ、5-8が裏スジとなり、特に5が裏スジとして重複していて非常に危険だという事が分かります。

これは7-9と持っていたが、6が来たので9を手放して67のリャンメンで5-8を待っている可能性と、1-3と持っていたのが、4が来て1を手放して34のリャンメンで2-5を待っている可能性の両方があるという事です。

<もし捨てるなら、、、>

正直に言うとこの捨て牌状況で安全牌はありません。強いて言えば片スジである4,6が比較的安全ではあります。78のリャンメン、23のリャンメンで待たれている事は少なくともあり得ないからです。しかし、真ん中の牌が捨てられていないという事はそれだけその色の真ん中の牌を持っている可能性も高く、シャボ待ちや逆のリャンメンで待たれている可能性も否めないので、逃げ場がなければという程度でしょう。次いで捨てるとすれば、全く情報の無い3,7の方が裏スジを捨てるよりはマシとは言えます。

7つ違いの捨て牌:1・8もしくは2・9が捨てられている場合

次に1と8、もしくは2と9だけが捨てられている、という状況を考えます。この状況下でスジを考えるとどの様なヒントが得られるのでしょうか。

*以下、1-8捨て牌のパターンで考えます。2-9パターンは左右を反転させた形です。

麻雀の1と8の筋(スジ)

<危険牌>

実はこの場合、3以外の全てが危険牌となります。

1や8の場合はそれぞれ片スジがあるのですが、それが見事にお互いの裏スジとなっていてもはや全く安全では無くなっています。つまり、捨て牌1があることで、23のリャンメン待ちはありえないのですが、捨て牌の8があるという事は6-8と持っていて5を引いて8を手放し、5-6のリャンメン待ち(当たり牌4-7)になっている可能性があり、4は待ち牌としての危険性が高くなります。同様に8の方スジである5も1の裏スジであるため、非常に危険となります。

<もし捨てるなら>

この状況、もはや安心して捨てられる牌はありません。それでも、どうしても捨てなければならないのであれば、1-8捨て牌であれば裏スジ・跨ぎスジではない3が強いて言えばまだマシです。同様に2-9捨て牌であれば、裏スジ・跨ぎスジではない7が強いて言えばまだマシであると言えます。



6つ違いの捨て牌:中スジが出来るパターン

次に1と7、2と8、もしくは3と9だけが捨てられている、という状況を考えます。これらの組み合わせは、”中スジ”と呼ばれる安全スジを作り出す2牌の組み合わせです。この状況下でスジを考えてみます。

*①1-7捨て牌のパターンで考えます。3-9パターンは左右を反転させた形です。

麻雀の1と7の筋(スジ)

<中スジで比較的安全牌が出来る>

1と7はそれぞれ片スジというほんの少し安全なスジがあります。7があることで56のリャンメン待ちがなくなるため、4はほんの少し安全であり、1があることで23のリャンメン待ちがなくなるため、4がほんの少しだけ安全となります。そして、この6つ違いの場合、ちょうどその方スジが重なり、23と56の両方のリャンメン待ちの可能性がなくなるため、4がリャンメン待ちで待たれている可能性が0になります。同様に、3と9が捨て牌にある場合は、6がリャンメン待ちで待たれている可能性が0になります。

つまり、1と7があることで4は比較的安全牌となり、3と9があることで6は比較的安全牌となります。

<中スジ以外は全部危険>

この場合、中スジという比較的安全なスジとなるものが出来る一方、図を見ると分かるように他は全て危険スジとなります。

その中でも特に、1-7の時の6、3-9の時の4は非常に危険です!1-7の時の6は、これは1の裏スジと7の跨ぎスジが重複し、3-9の時は3の跨ぎスジと9の裏スジが重複するからです。

②2-8捨て牌の場合

麻雀の2と8の筋(スジ)

2-8捨て牌の場合も同様に中スジが出来ます。しかし、それ以外の牌は全て危険牌となります。そして、2-8の場合は互いの危険スジが重複する部分が2つ生じ、4が2の跨ぎスジと8の裏スジに、6が2の裏スジと8の跨ぎスジとなってかなり危険となります。

<6つ違い共通のまとめ>

上述の様に、6つ違いの場合は大別すると2パターンあるのですが以下の様に覚えると共通して使えます。

1.中スジという比較的安全なスジが出来る事
2.中スジ以外の牌は全て危険牌となります。
3.中スジにならない場合の4と6が超危険牌になる
1-7の場合、4が中スジとなって6が超危険牌、2-8の場合、4と6どちらも中スジではないので4と6どちらも超危険牌



5つ違いの捨て牌:間4軒

つづいて1と6、2と7、3と8、もしくは4と9だけが捨てられている、という状況を考えます。これらの組み合わせは、”間4軒”と呼ばれる危険スジを作り出す2牌の組み合わせです。この状況下でスジを考えてみます。

①1と6の場合*(4と9は反転形になります)

麻雀の1と6の筋(スジ)

<超危険スジ 間4軒>

5つ違いの場合、間4軒という危険スジが出来ます。間4軒というのは、間に4つの牌がある(1-6なら2,3,4,5の4つ)のでそう呼ばれます。この場合、2枚の裏スジが重なるため、このスジは非常に危険となります。

捨て牌の1があるという事は1-3と持っていて4を引いて1を手放し、3-4のリャンメン待ち(当たり牌2-5)になっている可能性があります。また捨て牌に6があるという事は4-6と持っていて3を引いて6を手放し、3-4のリャンメン待ち(当たり牌2-5)になっている可能性もあります。つまり間4軒が出来る時は、丁度その間のリャンメンで待たれている可能性が高いとみることが出来るのです。

<表スジ以外は危険牌>

間4軒の時、表スジ以外は跨ぎスジとなるので、これまた危険牌です。どうしても捨てなければならないという場合は、間4軒は絶対に候補から外すべきですが、他も表スジでなければまぁまぁ危険なので、間4軒を外せば安心という訳でもありません。

①2と7の場合*(3と8は反転形になります)

麻雀の2と7の筋(スジ)

この場合も、超危険スジである間4軒が出来ます。そしてこの場合は表スジもなく、捨て牌以外は全て危険スジとなります。もともと2には5が片スジとなるのですが、5は7の跨ぎスジとなるので安全とは言えません。また7にも同様に4が片スジとなるのですが、2の跨ぎスジともなるので安全性はありません。なので間4軒以外も全て危険牌となります。

<5つ違い共通のまとめ>

上述の様に、5つ違いの場合も大別すると2パターンあるのですが以下の様に覚えると共通して使えます。

1.間4軒という超危険スジが出来る事
2.表スジ以外は危険牌

特に間4軒は非常に危険ですが、他の牌も決して安全ではないので、注意しておきたいところですね!


以上いかがでしたでしょうか。その色の牌が2牌しか捨てられていないという場合は、その色の牌は比較的危険ではあるのですが、スジの考え方を使う事で、たった2つの牌からでもある程度合理的に優先順位を付けて捨てる・キープすることが可能になります。

まだまだ4つ違い~1つ違いのパターンがあるので、それらについてはまた後編にて執筆しようと思います。

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