【簡略図解】ワードバスケットのルール

更新日 2019年10月11日

1.はじめに~ワードバスケットってどんなゲーム?~

『ワードバスケット』は、しりとりの要素を取り入れた語彙と瞬発力が試されるボードゲームです。

ルールは非常に簡単ではありますが、このゲームの特有の難しさがあり、なかなかあがることができなかったりもします。

1ゲームは長くても10分で終わるため、ちょっとした空き時間であっても、気軽に遊ぶことができるゲームとなっています。

 

2. ゲームの開始準備

各プレイヤーにカードを5枚ずつ配ります。配られた手札は確認しても構いません。カードが各プレイヤーに生き渡ったら、中央にワードバスケットの箱を置いてください。その箱の中に、山札の上からカードを1枚表にして投げ入れたら、ゲームが始まります。

※このときの注意点については記事末尾に記載しています。

 

3. ゲームの基本の流れ

『ワードバスケット』は、言葉が限定されたしりとりのようなゲームです。基本ルールとしては、『箱の中のカード(場のカード)で始まり、手札のカードで終わる3文字以上の単語』を声に出しながら箱の中に入れていくいうのを繰り返す形になります。

 

 

画像を例として考えてみましょう。手前のプレイヤーは、”へ”ではじまり、”わ”で始まる言葉である「平和(へいわ)」を思いついたため、平和と声に出して「”わ”のカード」を投げ入れています。その後、”わ”で始まり”ふ(ぷ)”で終わる言葉として「ワープ」を思いついたので、ワープと声に出して「”ふ”のカード」を続けて投げ入れています。

このゲームには順番はなく、単語を思いついたら次々と箱の中にカードを出していって構いません。プレイヤーが同時に箱に投げ入れた場合には、先に入ったカードが優先されます。

※このときの注意点については記事末尾に記載しています。



 

4.特殊カード

4-1. ワイルドナンバーカード

『ワイルド5カード』・『ワイルド6カード』・『ワイルド7+カード』の3種類があります。このカードはそれぞれ、場のカードの頭文字ではじまり、指定された数字の単語を考えて声に出し投げ込むことができます。

例)ワイルド5の場合

場のカードが『ゆ』の場合、「ゆうえんち」と声に出して投げ入れることもできますし、「ゆきだるま」と声に出して投げ入れることもできます。

その後、場のカードはワイルド5となりますが、「ゆうえんち」といって場に出した場合は場のカードは「”ち”」とみなし、「ゆきだるま」と言って場に出した場合は場のカードは「”ま”」とみなします。

 

4-2. ワイルドラインカード

場のカードで始まる頭文字に対して、指定された行であればどの文字で終わってもよいカードです。

例)ま行のワイルドラインカード

場のカードが「く」だとします。この場合、プレイヤーは「ま・み・む・め・も」のいずれかで終わる言葉を考えます。そのため、「くるみ」と声に出してカードを投げ入れてもいいですし、「くるま」といっても「くつひも」といっても構いません。その後、その場のカードは「ま・み・む・め・も」のま行のカードとみなします。ま行のラインカードが置かれた場合、次のプレイヤーは「ま・み・む・め・も」のいずれかで始まる言葉の単語を考えることとなります。

 

5.リセット

場に出せるカードが思いつかない場合には、リセットを行うことができます。リセットとは、手札のカードを全て場に捨て場のカード+1枚を新たに山札から引くことをいいます。注意として、特定のカードだけを捨てることはできず、リセットする際には手札のカードのすべてを場に捨てなければならないことがあげられます。

※このときの注意点については記事末尾に記載しています。

 

6.リーチとペナルティ

最後の1枚になった場合には「リーチ」と宣言する必要があります。「リーチ」を忘れて他プレイヤーに指摘された場合には、ペナルティとしてカードを追加で1枚山札から引きます。もし、「リーチ」を忘れて最後の1枚を出すことに成功した場合において、他プレイヤーからリーチ忘れを指摘されたときは、カードを山札から1枚引き、上がらなかったものとみなしてゲームを再開します。

6.ゲームの終了

あるプレイヤーが、自分の手札のカードを全て場に置くことができたとき、そのプレイヤーの勝利となります。ただし、自分の手札の最後の1枚は、3文字以上ではなく最低4文字以上の言葉にしなければならないため気を付けてください。



 

7.注意点

7-1.カードをプレイする際の注意点

小さい文字「っ」「ゃ」「ゅ」「ょ」「ー(伸ばし棒)」は、すべて1文字としてカウントします。例として、「達者(たっしゃ)」は4文字としてカウントします。

また、濁点や半濁点は完全に無視することができます

7-2. 山札から最初に場に出した時・リセットの時の注意点

山札から最初に場に出したカードがワイルドナンバーカードである場合、そのカードは使わず、もう一枚山札から場に出して続行します。リセット時にワイルドナンバーカードが出た場合には、そのまま続行します。

一方、山札から最初に場に出したカード又はリセット時のカードがワイルドラインカードである場合には、通常と同じように、指定された行のカードから始まる言葉を考えることになります。

 

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