人狼ジャッジメント初心者のための5つの心得~人狼陣営編~

更新日 2021年5月11日

はじめに

人狼ジャッジメントは、気軽にチャット人狼を楽しむことができるアプリです。筆者のいとはきは、このゲームを250戦ほどプレイしています。もちろん、まだまだ初級者であり、議論に上手く混ざれないこともありますが、初日に吊られることはほとんどなくなるようになりました。しかし、中でも難しいのは人狼陣営の立ち回りだと思います。チャットであるとはいえ、騙る(嘘をつく)のは体力と精神力が要されます。

そこで、今回は人狼初心者に向け、人狼ジャッジメントで人狼陣営として立ち回るうえで、やってはならないNG行動について触れ、人狼陣営の基本的な5つの心得について学ぶことを目的とします。

人狼陣営を始める前に、考え方の用意をしておきましょう!

 




1.口数の少ない” 寡黙”にならないこと

初心者村では、初日霊能者による指定が行われます。このとき、指定されるのは大抵口数の少ない寡黙な人ではないでしょうか。これは、通例の流れとなっていますが、実はしっかりとした理由があります。というのは、狼は基本的に占われたくないため、発言が少なくなる、または、発言が保守的になる傾向にあります。

また、寡黙な位置に狼がいると、その人の発言から白いか黒いかがわからなくなってしまいます。そのため、寡黙な狼は初日で吊り、多弁な狼は占う、という文化が残ったと考えられます。そこで、できるだけ寡黙になることは避け、村目線で狼を探すフリをして口数を増やすことが重要となると考えられます。

もちろん、適当なことや見当違いなことを発言すれば処刑される可能性もあります。しかし、それは成長のチャンスでもあります。どのような発言をすれば狼にみられてしまい、どのような発言をすれば村人にみられるのかはゲームの中でしか学ぶことはできません。何も話さないまま処刑されてしまえば、すぐにゲームから除外されてしまい、人狼という役職自体が嫌いになってしまうかもしれません。寡黙になることは避け、積極的に発言をしていきましょう。

 

2. 安易に他人に”すり寄り”をしないこと

狼はできるだけ信用を勝ち取りたいものです。そのため、狼は「誰も狼に見えない」「〇〇が白く見える」等、何とかして仲間を作って、自分への疑いを減らそうと試みます。このように、自分への疑いを減らすために相手と繋がろうとすることをすり寄りといいます。そのため、狼陣営として、誰かを理由もなく白く見えると発言することは控えた方がよいかもしれません。

一方、理由をつけて「白く見える」と発言することは、相手の発言をよく聞いているという意思表明にもなるため、村人陣営だと思わせる要素になり得ます。しかし、プレイヤーによってはすり寄りに敏感で、どのような理由をつけてそのプレイヤーを「白く見える」と発言しても狼陣営に思われることがあります。このような場合には、むしろ怪しいプレイヤーに対して「黒く見える」ことを理由づけをしながら指摘する方が効果的かと思われます。

 



 

3. 人狼の仲間とのライン形成を防ぐこと

 

狼は仲間の狼を吊られたくないという思いがあります。そこで、仲間がつられそうになった時に、不自然にかばうような行動をとりがちになります。このように、人狼同士のつながりのことをラインと言います。このようにラインを作ると、仲間がつられてしまった際に、次の日に不自然にかばったことを村人に指摘され、自分も吊られてしまうことがあります。そのため、時には仲間をバッサリと見捨てるという行動を取ることも大事かもしれません。

このラインについては、人狼において基本である考え方でもあります。人狼同士は仲間ではありますが、大事なのは勝利することです。自分と仲間とのラインが疑われている時には、多人数で仲良く生存しようとして敗北するよりも、どちらかが生き残って勝利することを考えて行動しましょう。ただし、通常は生存している人狼の数が多い方が有利ではあるため、自分と仲間とのラインが村人から疑われていなければ、暗に双方が生き残る道を選択する方が無難だと思われます。

 

4. 占い師に黒を出されたときには、”村人”として死ぬこと。

一方の占い師に黒を出されたとき、生きた心地がしないものです。そのため、初心者であればボロがでてしまうものです。例えば、すんなりと処刑されることを望んでしまったり、他の狼位置を考察しなかったりすることがあげられます。すると、村はそのプレイヤーが人狼であることを、霊能結果をみるまでもなく認識するでしょう。

ここで重要なのは、片方の占い師から黒を出された時点では、村目線からはそのプレイヤーが真占い師に黒を出された人狼か、狂人に黒を出された村人かは定かではないということです。村目線、黒を出されたプレイヤーを吊ることは避けられませんが、最後まで村人として行動することで、真占い師を偽にみせることができるかもしれません。

村目線として重要なのは、狼を最後まで探すことです。そのプレイヤーが村であるならば、残りの人間の中に狼はいるはずです。黒を出されてから、投票されて処刑するまでの間、ずっと狼を探すフリをしましょう。そうなれば、占いを偽目にみせることができるかもしれません。

この行動はかなり重要です。初心者は、黒を出されてしまうと、焦ってしまい、狼であることを間接的に自白するような行動を取ってしまいます。もし自分が狼であるならば、できるだけ村人のようにふるまい、村人のように死ぬことで、自分の白目を上げ、占い師の真目を下げることができると考えられます。



5. “破綻”しないように、占い先・噛み先を考えること

 

初心者にとって難しいのは、破綻しないようにすることです。破綻とは、論理的に起こりえないことが起こることです。狂人が占いが騙る際には、本物の占い師ではないため、自分の頭で考えて結果を出さなければなりません。すると、霊能者や残りの人間の内訳と照らし合わせたときに、矛盾が生じてしまうことがあります。このような破綻は、主に二つの行動から起こります。一つは、占い先の色、もう一つは噛み先です。

まずは、占い先について説明します。狂人が占いとして出た場合、黒を出すタイミングは非常に重要です。狂人が村人に黒を出し、次の日に霊能者が白を出せば、自分が偽物であることがばれてしまいます。しかし、白ばかりを出していると、狼がいるはずなのに自分視点狼がいなくなってしまいます。そのため、黒を出しても、白を出しても破綻が生じるリスクがあります。

次に、噛み先について説明します。狼と狂人は、はじめはお互いがどの役職かを知ることができません。しかし、両者は村が進むにつれて、お互いの位置を把握できるようになります。このとき、狂人が黒を出したい位置を噛んでしまうと、狂人視点からも狼に黒出しせざるを得ない状態になります。そのため、狼は慎重に噛み先を選ばなければなりません。

一度破綻してしまうと、真の占い師が確定し、村人と狼の位置が明確になります。ゲームの勝敗を左右するかもしれない項目になりうるので、慎重に占い先・噛み先は考える必要があります



 


いかがでしたでしょうか。人狼陣営でゲームを行う際には、非常に頭を使う必要があります。しかし、冷静に思考を巡らせなければ、人狼陣営であることがばれるかもしれません。

しかし、どれだけ熟練したプレイヤーでも、十分に意識しなければこれらのNG行動を取ってしまうことがあることから、すぐにテクニックを身に着けることは簡単ではないことが分かると思います。そのため、継続的に練習をおこなうことで、人狼陣営で見事に勝利することを目指しましょう。

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