愛国戦争

更新日 2020年5月24日

~概要~

悪政で強引に勝利をもたらすか、善政で民の心を掴んで勝利するか?  最後に戦争に勝つのはどの国でしょうか?

プレイヤーは戦争中の国をまとめる国の王様になります。

戦争に勝つためには、兵を集めて戦力を増強する事が必要です。

しかし、相手の国も同じ様に兵を集めて戦力を増強するため、同じ様にしていても勝つことは出来ません。なので戦争のために強制的に兵を徴兵したりして軍を増強する事も時には必要です。

ですが徴兵ばかりしていても民心を失ってしまい、他国に国民が流出してしまうこともあります。

民心のことも考えながら、どの様に国に勝利をもたらすか?、国王の器が試されます。

~ゲームのルール~

このゲームは、2手同時に出すジャンケンの様なカードゲームです。

最初にプレイヤーには8枚のカードが手札に配られます。

プレイヤーは毎ラウンド、手札のカードを2枚選んでセットして同時にオープンしてプレイします。

そしてカード効果を処理した後、合計戦力が最も高い人は勝利点1を獲得します。

*複数人居た場合はその全員が勝利点を獲得します。

残り手札が2枚になった次のラウンド開始時、使用されたカードをシャッフルして6枚の手札を補充します。
(つまり手札枚数は8枚⇒6枚⇒4枚⇒2枚+6枚=8枚⇒6枚⇒4枚という流れになります。)

最終的に勝利点3を獲得したプレイヤーが勝利となります。

*複数プレイヤーが同時に勝利点3に到達した場合、その時点で手札に悪政系カードを使わずに多く残している人が勝利となります。

~ゲームのルール~

カードの基本的な構成は下記の3つです。(一部例外的なものもありますが、それについては後述)

戦力効果
募兵
強制徴兵悪政系カード(善政で無効化され、善政カードと同時にプレイできない)
善政他プレイヤーの悪政系カード1枚の戦力を0にする。0に出来たら戦力+1

これらの3枚は三竦みの関係となっており、【強制徴兵は募兵に強く、善政は強制徴兵に強く、募兵は善政に強い】という関係になっています。

基本カードのプレイングの例

<プレイングの例① 募兵 VS 善政>

プレイヤーは同時に2枚のカードをプレイします。上記の場合、プレイヤーAが戦力2で最も大きいため勝利となります。

<プレイングの例② 募兵 VS 強制徴兵>

この場合、強制徴兵+募兵で戦力合計3となったプレイヤーBの勝利となります。

<プレイングの例③ 強制徴兵 VS 善政>

この場合、プレイヤーCの善政によってプレイヤーBの強制徴兵が戦力0にされるため、AとCが同立で戦力2となり勝利となります。

細かい補足説明

<善政で無力化できるのは1枚だけ>

1枚の善政カードで戦力0に出来るできるのは1枚のみです。つまり、上記の様にプレイヤーAとプレイヤーCが同時に強制徴兵していても、プレイヤーBはどちらか1枚しか戦力0できず、選択されなかった(ここではプレイヤーA)の勝利となります。

<善政の無効化先は重複しても戦力は加算される>

善政カードで戦力0にする対象のカードが既に戦力0にされていたとしても、善政カードでそのカードを無効化した事として戦力+1を得ることが出来ます。この場合、プレイヤーAとプレイヤーCの善政の両方がプレイヤーBの強制徴兵を無効化することで戦力+1となります。

<善政カードと悪政系カードの同時利用は不可>


この世界では、中途半端な政治は認められておらず、善政カードと悪政系カードは同時にプレイすることは出来ません。つまり、善政と強制徴兵を同時にプレイすることは出来ません。

<特殊な政策カード>

このゲームには【募兵・強制徴兵・善政】以外に3種類の政策カードが存在します。政策カードは、手札にある場合、【募兵・強制徴兵・善政】と同様に2枚の手札のうちの1枚として使用が可能です。

戦力効果
特攻命令3表向きでセットしなければならない。他プレイヤーはこれを見てセットするカードを選びなおしてよい。
(悪政系カード)
愛国教育1自国への善政の効果を1度だけ無力化出来る。ただし革命は無力化出来ない。
革命-1悪政系カードをプレイしたプレイヤー全ての戦力を-1にする。(自分が悪政系を使用した場合にも適用される)

<プレイングの例⑤ 特攻命令>

特攻命令を使用したプレイヤーがいた場合、他のプレイヤーに先駆けて特攻命令だけを公開します。公開後、他のプレイヤーは再度プレイするカードを選びなおす権利を得られます。特攻命令は1枚で戦力3と強力ですが、善政で防がれやすいため使うタイミングが難しいです。*悪政系カード

<プレイングの例⑥ 愛国教育>

プレイヤーAが善政カードを使っていますが、愛国教育の効果でプレイヤーCに対する善政カード効果は無効となるため、プレイヤーCが戦力3で勝利します。

プレイヤーAとプレイヤーBが善政カードを使っていた場合、愛国教育で防ぎきれず強制徴兵は戦力0となります。この場合、プレイヤーA,プレイヤーBの両方の善政が有効となり、双方の戦力は+1、プレイヤーAとプレイヤーBの勝利となります。

<プレイングの例⑦ 革命>

革命を行った場合、悪政系カードを使用していたプレイヤーの点数は他にプレイしたカードに関係なく全て-1になります。上記の場合、プレイヤーBの勝利となります。プレイヤーBも悪政系カードを使用すると-1になってしまうため、勝利のためには実質的には【募兵】と同時に使用する必要があります。

<カードの枚数>

3人プレイ時、使用カードは25枚:人数×8枚+1枚
4人プレイ時、使用カードは32枚:人数×8枚

4人プレイ3人プレイ
募兵9枚7枚
強制徴兵9枚7枚
善政9枚7枚
特攻命令1枚1枚
愛国教育3枚2枚
革命1枚1枚
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