トヨタ生産方式~かんばん方式~

更新日 2020年1月4日

トヨタは、在庫管理の徹底によってコストを下げることで成功しています。この生産方式はトヨタ生産方式と呼ばれ、無駄を徹底的に排除し、合理的に在庫管理を行うことができるようにシステム化されています。その中で特に重要な技術革新が「かんばん方式」と言われます。これは生産効率向上のためのイノベーションにおいて最大級のものです。

トヨタが気づきを得たのは、スーパーマーケットにある商品カードからでした。スーパーマーケットや量販店に置いてある商品管理用カードには、商品名、置き場所、商品の情報などが記されています。トヨタは、この管理方法を生産管理の工程に用いることができないか考え、「かんばん方式」を生み出しました。

スーパーマーケットでは、顧客の要するものが、必要なときに、必要な量だけ蓄えておき、いつ何を買いにきてもいいように商品を用意しています。この考えを応用し、トヨタはスーパーマーケットを前工程、顧客を後工程と考えました。

かんばん方式では、後工程が、必要な部品を、必要なときに、必要な量だけを前工程に取りに行くという方式を取ります。前工程が無駄な部品を多く造り、後工程にいくまでにたまってしまうことで生じる、非効率的な生産環境を改善することに成功しました。

かんばん方式の概要については、トヨタのホームページから確認できます。

「ジャスト・イン・タイムについて」

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