更新日 2022年2月7日
自宅で過ごす時間が増えている昨今、みなさんは休日をどのように過ごしていますか?
「おうち時間をもっと充実させたい」「家族や恋人と共通の新しい趣味を見つけたい」、と考えている方も多いはず。
そこでオススメしたいのが、テレビや雑誌でも特集され、近年ますます人気が高まっているボードゲームです。
ボードゲームと聞くとハードルが高いと感じてしまうかもしれませんが、
きっと誰しもが一度は遊んだことのある「オセロ」や「すごろく」もその一つ。
一度ルールを覚えれば「誰でも、簡単に、楽しく」遊べるのがボードゲームの魅力です。
この記事では、オススメの定番2人用ボードゲームをご紹介します。
面白くて奥が深いボードゲームの世界との出会いのきっかけになれば幸いです!
【対戦型ボードゲーム】
1対1で勝負する、対戦型ボードゲームのオススメ作品をご紹介します。
ワイワイ楽しく、時にバチバチ真剣勝負!
[ブロックス デュオ]
所要時間:20~30分
対象年齢:7歳以上
世界のゲーム大賞をいくつも受賞した、大人気のボードゲーム「ブロックス」の2人プレイ専用バージョン。
ブロックスは、様々な形のピースをうまく盤上にはめて陣地を広げていくゲームです。
勝利条件は、「プレイヤー全員がピースを置けなくなった時点で、残ったピースのマス数が最も少ないこと」。
小さなお子さんも楽しめるとてもシンプルなルールながら、
慣れてくると、変化し続ける盤面で相手の動きを予測し、自分の陣地を守りつつ相手陣地を攻める、といったように、大人も本気で遊べる高度な戦略ゲームとなっています。
本家の4色ブロックスも1人2色ずつ使用することで2人プレイが可能ですが、盤上がややこしくなり戦略を立てるのが難しくなるので、2人専用の「ブロックス デュオ」で遊ぶことをオススメします!
[ガイスター]
所要時間:10~20分
対象年齢:8歳以上
ドイツ語で「幽霊」を意味する「ガイスター」の名の通り、オバケのコマを使って遊ぶボードゲームです。
ガイスターでは、赤い印のついた「悪いオバケ」と青い印のついた「良いオバケ」を盤上に並べ、チェスや将棋のようにオバケを取ったり取られたりしながらゲームが進んでいきます。
印は自分のオバケのものだけ見えるようになっていて、相手のどのコマが良いオバケか、悪いオバケかは分かりません。
勝利条件は、以下のいずれかとなっています。
1.相手の良いオバケをすべて取る
2.自分の悪いオバケをすべて取らせる
3.自分の良いオバケで相手側の盤上の端から脱出する
誰でもすぐにルールを覚えて遊ぶことのできる簡単なゲームでありながら、上記の通り勝ち方が3パターンあるなど、とても自由度の高いゲームとなっています。
ガンガン攻めるタイプ、守りを固めるタイプ、トリッキーな進み方をするタイプ…など、戦略にプレイヤーの性格が出やすいのがガイスターの面白いところ。
また、とても可愛らしいデザインのため、普段はオバケたちをお部屋に飾ってインテリアとして楽しむのもオススメです!
[ロストシティ]
所要時間:30~40分
対象年齢:10歳以上
「ロストシティ」は、プレイヤーが探険家となり、秘宝を探して未開の地を開拓していくゲームです。
探検の候補地は、ヒマラヤ山脈、砂漠、海底、火山地帯、ジャングルの5か所。
これらに対応する5色のカードをそれぞれ値の小さい順に出していき、合計得点を競います。
遊び方は単純明快で、まずは手札から場にカードを出すか、捨て場に捨てる。
そして山札または捨て場からカードをドローする。以上を順番に繰り返していくだけ。
このように遊び方は単純ですが、ロストシティならではのルールによって、とても悩ましくスリリングなゲームになっています。
ロストシティの特徴として、遺跡に探検に出る(その色のカードを出す)と「探検コスト」として最初にマイナス20点が課される、というルールがあります。
また、使用することで得点が2倍、3倍…になる「投資カード」では、最終ポイントがマイナスの場合も2倍、3倍されてしまうという、ハイリスク・ハイリターンな特性も。
まさに冒険家のゲームと言えますね。
どの遺跡に探検に出るか。投資カードを使うか否か。数字の大きいカードをいつ出すか……
ギャンブル性が高く、常に次の一手に唸りながら悩むのがこのゲームの醍醐味です。
ロストシティは戦略と運の両方が重要なボードゲームで、終盤に思わぬ逆転勝利が起こることもしばしば。
対戦が白熱して、思わず「もう一回!」と何度もプレイしてしまうこと間違いなし!
【協力型ボードゲーム】
2人で力を合わせてゴール(勝利)を目指す、協力型ボードゲームのオススメ作品をご紹介します。友人や恋人と遊べば、心の距離もグッと近づく?!
[DORASURE(ドラスレ)]
所要時間:30分
対象年齢:10歳以上
「DORASURE」は、プレイヤーが冒険者となりクエストをこなしてレベルを上げながら、ラスボスのドラゴン討伐を目指すというRPG仕立てのゲーム。
ハンター、パラディン、プリンスなどの各キャラクターにはスキルポイントと特性が割り振られており、プレイキャラクター選びもRPG好きにはたまらない要素となっています。
また、DORASUREでは、サイコロの目によってキャラクターおよびドラゴンの行動が決まります。
「6の目を出したらサイコロを1つ追加する」「1の目を出したらポイントがマイナスされる」などの特殊なルールが存在し、最初は難しく感じますが、数回遊んでルールに慣れればサクサク進められるようになるはずです。
ただしこのゲーム、ルールは覚えられてもクリアするのは一筋縄ではいきません……。
ドラゴンは体力・攻撃力ともに非常に高く、プレイヤー側の全滅があたりまえ。
その分、勝利できた時の喜びもひとしおです。
キャラクターの組み合わせや戦略を相談しながら、何度も挑戦してみてください!
なお、2人〜5人用のゲームですが、プレイ人数による難易度の変化はなく、2人でも問題なく楽しむことができます。
[コードネーム デュエット]
所要時間:15分程度
対象年齢:11歳以上
「コードネーム デュエット」では、プレイヤーは大都市で極秘任務に就いているスパイとして、暗号を用いて隠れたエージェント達とコンタクトを取るミッションに挑戦します。
まずは単語の書かれた25枚のカードを並べ、次に「キーカード」によってランダムに「エージェント」「暗殺者」「一般人」に対応する単語が決定されます。
その後、2人で順番にカードに関するヒントを出し合い、暗殺者のカードを避けながらエージェントカードをすべて取りきることを目指す、言わば以心伝心ゲームです。
ヒントを出せるのは、単語と枚数の2つ。
例えば「スケート」と「かまくら」の2つの単語がエージェントカードになっていれば、
「冬、2枚」のようにヒントを出し、冬に関する単語が2枚あることを伝えます。
ただし、間違って暗殺者のカードを引いてしまうと即座に敗北となるので、例えば暗殺者が「クリスマス」だった場合には、「冬」のヒントを出すのは危険かもしれません……。
このように、正解の単語同士の共通項を見つけてNGワードを避けながらうまく表現すること、そして、与えられたヒントからパートナーの意図する単語を導き出すことが、このゲームの楽しみ方となっています。
ヒントが意図した通りにパートナーに伝わる嬉しさや、同じ単語でも連想する言葉が違っていたときの驚きなど、正解しても失敗しても面白いのがコードネーム デュエット。
いつも一緒に過ごしている人と遊んでも、きっと新たな発見を楽しめるゲームです!
【おわりに】
今回の記事では、
初めてボードゲームで遊ぶ方にオススメの2人用ゲームをご紹介しました。
頭脳戦・心理戦・運の良さ……と、ボードゲームには楽しめる要素がたくさん。
やればやるほどハマっていくボードゲームの世界をぜひお楽しみください!