更新日 2020年4月12日
あらすじ
昔々、人間達は物々交換で取引を行っていました。彼らの暮らしは、貧しいながらも幸福に満ちたものでした。しかしながら、そんな中で他者を支配する権力を得ようとする者が台頭しだします。自らを王と名乗る者もいれば、独自の神を崇める教祖と名乗る者もいます。
そのような支配者が現れる中、人々はそれぞれの信じる王の元で暮らし、自らの信じる神を崇めていました。しかし、ある時、王や教祖達は人々の欲望を駆り立て、自らが国の統率者となることを目指しました。バラバラの王と教祖に仕えてきた人々は、「原始の賭博」に巻き込まれることとなります。
概要:
プレイヤーは、人数によって異なりますが、王の陣営と宗教の陣営の2つの組み合わせが配られます。プレイヤーは投票権を持っており、それを用いることで、「王」または「宗教」に投票をすることができます。そして、その投票に応じて抽選票が作成され、サイコロを振って当選者を決めます。1ラウンドにつき、3回抽選は行われます。この時、当選するごとに1勝利点を獲得することができます。先に10点を獲得した、いずれか1つの陣営が勝者となります。
勝利条件:
自分の王の陣営又は宗教の陣営1つで、勝利点を10点獲得することが勝利条件となります。いわゆる、チーム戦のゲームとなっています。どれか1つの「王の陣営」または「宗教の陣営」が勝利点を10点獲得した時点で、その1つの「王の陣営」または「宗教の陣営」の勝利としてゲームが終了します。
ゲームの流れ
ゲーム開始:
陣営の配布
王の所属と、宗教の所属の2つが配られます。この王の所属は全員に明らかになった状態ではじまり、宗教の所属は隠された状態で始まります。
1. 交渉フェイズ
10分間お取りします。最初の7分間で、投票を行ってください。このとき、それぞれの陣営で話すこともできますし、個別に話していただいても構いません。自由に行動することが可能です。この時、抽選投票(①)・投票権の受け渡し(②)剥奪投票(③)を送信してください。
残りの3分間では投票も投票の受け渡しもできません。しかし、交渉などを行うことは可能です。
①投票
投票権が1ラウンドにつき1枚渡されます。この投票権を用いて投票を行ってください。
投票できるのは以下の2つです。
a. 王の陣営
b. 宗教の陣営
1ラウンドに投票することができる票数には制限はありませんが、投票できる陣営は、1つの陣営に限ります。ただし、投票権については、次のラウンドに持ち越すこともできます。誰がどの陣営に投票したかは明らかにならず、抽選票という形で表示されます。
②投票権の譲渡
投票権を他のプレイヤーに譲渡することができます。投票権の譲渡は即座に行われ、譲渡されたプレイヤーはそのラウンドで使用することも可能です。
③剥奪投票
抽選箱から除外したい陣営を1つ選び投票することができます。投票する際には、投票権を1つ消費させる必要があります。最も投票が多かった陣営は、抽選から除外されます。最も投票が多かった陣営に選ばれない場合でも、支払った投票権は失われます。
2. 抽選フェイズ
票数に合わせて、抽選票を作成します。この抽選票は、剥奪投票で除外されたものは含まれないこととなります。抽選票を公開した上で、ディーラーが公正な方法により、ランダムに当選陣営を発表します。
抽選の流れ:
剥奪投票で除外された陣営を除いて、抽選を行います。抽選は、同じ抽選票を用いて3回行います。1回抽選が行われるごとに、その陣営には1勝利点を獲得することとなります。1度当選した陣営であっても、何度も当選が可能です。3度目の抽選が終わると、そのラウンドは終了です。
抽選投票:
剥奪投票がないパターン:
抽選投票:
剥奪投票があるパターン:
3. 細かいルールについて
(1)剥奪投票が同数の場合の処理
「北の王」と「トリ教」が同数で最多のように、「王の陣営」と「宗教の陣営」が同数で最多の場合には、「宗教の陣営」の投票が有利になります。そのため、「王の陣営」のみの投票が除外されることとなります。
「王の陣営」と「宗教の陣営」が同票の場合:
また、「王の陣営」と「王の陣営」が同数で最多の場合、例えば「北の王」と「南の王」の放棄投票が同数で最多の場合や、「宗教の陣営」と「宗教の陣営」が同数で最多の場合、例えば、「トリ教」と「ケモノ教」が同数で最多の場合には、その時点で保有している勝利点が低い陣営が除外されます。