街コロと垂直統合~MBA第6講~

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こんにちは、いとはきです。

この度はBoard Game to Lifeにお越しいただき有難うございます。

第四講では、経営戦略の領域から「垂直統合」という考え方を取り上げて説明します。

今回題材にするのは、和製ボードゲームの中で大ヒットを遂げた『街コロ』です。

街コロには様々なカードがありますが、これらのカードはの4つのカテゴリーに分けられます。この分類は、ゲームの進行上必要な分け方ですが、現実の産業との対応も図られています。この中で、当講ではのカードに着目して垂直統合についての考え方を説明します。




青カード

誰がサイコロを振っても、指定の目が出ればお金を得ることができるカードです。

麦畑・牧場・森林・リンゴ園・鉱山の5つが該当します。

これらのカードは第1次産業に該当します。第1次産業とは、自然に働きかけて富を直接生産・採取するような産業をいいます。

緑カード

自分がサイコロを振って、指定の目が出ればお金を得ることができるカードです。

パン屋・コンビニ・チーズ工場・家具工場・青果市場の5つが該当します。

俺らのカードは第2次産業に該当します。第2次産業とは、第1次産業生産・採取された材料を加工し、富を直接生産・採取するような産業をいいます。


街コロで行われる戦略の一つとして、青カード緑カードとの組み合わせのコンボにより、大量のお金を獲得することがあげられます。

例えば、牧場チーズ工場を例にあげましょう。牧場を4枚、チーズ工場を3枚所有している際に、7の目が出ました。すると、(牧場の枚数)×(チーズ工場の枚数)×(チーズ工場の効果)により、4×3×3=36コインが獲得できます。

他にも青カード緑カードとの対応としては次のような組み合わせがあげられます。

麦畑・リンゴ園×青果市場

森林・鉱山×家具工場




現実の企業でも、原料の調達から販売までの流れを自社内で統合することで、多くの収益を獲得することができる場合があります。このとき、「企業が製品の開発・生産・販売の一連の過程を自社で行うこと」「垂直統合」といいます。

垂直統合を行っている企業例として、「ニトリ」があげられます。

ニトリでは、原材料調達から製造・販売までを自社で行っています。この仕組みは、ニトリの数々の失敗により成立したものです。まず、日本の家具メーカーから安く輸入を試みました。しかし、問屋からの圧力により取引が難しくなってしまいました。また、台湾で家具を低価格で調達する方法を考えましたが、地元の工場の不手際から多くの苦情が発生することとなりました。

そこで、ニトリは原料調達から販売までを自社で行う「垂直統合」を試みました。まず、インドネシアに工場を建設し、木材や他の財の調達・生産を開始しました。また、販売拠点はニトリが有していることから、調達から販売までをニトリが自社で行うという「垂直統合」の形を取ることとなりました

「垂直統合」は必ずしも収益の増加をもたらすとは限りません。しかし、業種・業界によっては多大なメリットを受けることもあるのではないでしょうか?


Master of Boardgame Administration

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