更新日 2020年4月2日
アナログゲームの大イベント「ゲームマーケット2020大阪」
コロナの影響等で中止となり非常に残念でしたが、ここで新しいゲームとの出会いを期待していた方々も多いのではないでしょうか。
こちらではゲームマーケットで出店予定だった作品は、通販等で販売されているものもあります。このページでは、ゲームマーケット大阪2020の出店予定だった作品「ふうせんゲーム」「セブンヴァイス」について実際に遊んでみた感想と共に紹介しています。
ゲムマで出会えるはずだった方々の少しでも参考になれば幸いです
この2作品はどちらも「妄想ゲームズ☆(Twitter:@mousougames)」さんがゲームデザインされたボードゲームです。
ふうせんゲーム
【ふうせんゲーム】ゲームデザイン:51(ゴーイチ)
イラスト:楓奈
ふうせんゲームは風船を割らずにどこまで高く飛ばせるかを競うチキンレース系ゲームです。
風船をより高く飛ばしたいのですが、木に引っかかったり・犬や鳥に割られてしまう可能性があります。
プレイヤーの手札には、木を切るためのハサミ、犬を避けるための骨、鳥を避けるためのパンくずががあり、それらを使って凌ぎながらもっと飛ばせるかどうかを挑戦していくゲームです。
ゲームプレイ
プレイヤーは次の高さに風船を飛ばすのであればGO、次の高さに飛ばさないのであればSTOPを選択し、全員同時に出します。直感的に分かりやすいデザインです。
その後、おじゃまカードがオープンされます。最初に現れたのは、鳥です。悪そうな顔してますね笑
GOを出したプレイヤーは次に、障害の処理をします。鳥から風船を守るためにはパンくずが必要なので手札からパンくずを出します。
この様に障害に対策できるカードを手札から出せれば、GOは成功です。そして、さらに高く飛ばすかどうかを考えます。
まだ手札にはハサミ・パンくず・骨が全てあるので、当然次のラウンドもGoです。
あ、割れました笑(一枚だけ「割れた」カードが入っていて、このカードが出ると手札にかかわらず風船は割れて失敗となってしまします。)
ちなみにこのゲーム、なんと当時小学6年生が考案されたゲームが製品化されたものなんだとか。
子供目線で考案されたゲームという点もあって小難しいルールはなく直感的に理解でき、風船を飛ばすというのも身近で面白いコンセプトで甥っ子や姪っ子とも一緒になって遊べそうな良いゲームでした。
セブンヴァイス
【セブンヴァイス】ゲームデザイン:H1R0
イラスト:JAIBON(Twitter)
セブンヴァイスは、七つの大罪をテーマにした7種類のカードを集めていくゲームです。
ルールは毎ターン山札から1枚引き、2枚の手札から1枚のカードをえらんでプレイしていくというもの。(この部分だけみると「ラブレター」に似ています)
しかし「ラブレター」とは違ってゲーム中の脱落はありません。相手を脱落させるような効果はなく、このゲームでは勝者が決まるまでプレイヤー全員が参加することが出来ます。
プレイしたカードは効果(下記画像参照)を発動したら自分の場に置いていきます。
自分の場に7種類のカードのうち同じものを4枚揃えるか、7種類全てを揃えるかどちらかを達成できればそのラウンドでの勝利となります。
<以下7種類:七つの大罪カード>
ゲームプレイ
まず手札を1枚ずつ配り、山札を真ん中にセットしてゲームスタートです。
自分のターン、カードを引いて手札が2枚になります。手札は色欲と強欲の2枚。(絵柄が可愛いので)色欲の方を選んでプレイします。
色欲の効果は、山札から1枚を場に置くことが出来ます。これで自分の場には2種類のカード、合計2枚が揃いました。
この様にして、毎ターン1枚ずつ順にプレイしていきます。
ゲームをプレイしてみて気づきましたが、実際にプレイしてみるとラブレターとも全然違うゲーム性でした。このゲームは”カードの奪い合いで、カードがプレイヤー間でぐるぐると巡っていく”のが特徴です。
時には相手の場のカードを奪い(強欲カードの効果)
また奪われる(強欲カードをコピーした怠惰カードの効果)
この様にどんどん場のカード・手札のカードが変わっていくので、7種類のカードを全て揃える・もしくは1種類のカードを4枚揃えるのは、簡単そうに見えて意外と遠い道のりになっています。
場札は公開情報なので、1種類が3枚揃った時点、7種類のうち6種類が揃ってリーチになった瞬間に、すぐに妨害されてしまいます。なので、いかに妨害されずに相手の隙をついて上手く揃えていくか?には戦略が必要で、そのために2択の選択肢を毎回選んでいくのがこのゲームの醍醐味です。
またイラストのイメージとカードの効果が上手くマッチしているの良いポイントで、カードの奪い合いがより楽しくなります。
相手の場のカードを奪う傲慢のカード。いかにも力づくでカードを奪うってイメージです。
右隣のプレイヤーのカードを2枚まで奪える暴食のカード。このゲームの中で唯一複数枚のカードを一度に奪える効果で、大食漢のイメージにもぴったりですね。
計画的にカードを揃えていく戦略性も重要ではあるものの、手札が2枚と言う点からカードの引き運にも左右されます。そのためマグレや運によるブレも大きいため、初心者もボードゲーム経験者でも意外と差が出ず、一緒になって楽しめる、バランスの良いゲームにも思いました。
*最新ニュース:ダブルナイン発売予定
今回紹介した2つのゲームデザインをされている「妄想ゲームズ☆」さんですが、妄想ゲームスさんの作品「ダブルナイン」がアークライトから2020年4月16日(木)に発売されます。
【ダブルナイン】ゲームデザイン:H1R0
キャラクター原案:プラネ(Twitter)
イラスト:チヨコ
ダブルナインは、数字カードを自分の場の1の位と10の位の2か所に置いていって、最も大きい数字を作るゲームです。(最大が99でダブルナイン)
あれ?「ダブルナイン」って聞いたことある、そのゲームプレイしたことがあるという方も多いのではないでしょうか?このカード、見たことある方も多いと思います。
私も以前ボードゲームカフェでプレイしたことがあり、気軽に出来て盛り上がる戦略ゲームだったと覚えています。
今回はそれらがデザインを一新し、またペア戦ルールなど新たに拡張が加わって発売されるようです!
<新デザインがこちら>
*なお以前のデザインのカードもプロモーションカードとして、この新版と混ぜて使う事も出来る様になっています。
ここで紹介した2作品も非常に面白かったので、新たな拡張が加わったこちらの新作も期待大です!
*なおダブルナインはAmazonからも予約購入出来るようなので下記要チェックです!