集団陣形棋(英語名:troop chess)

更新日 2020年3月29日



製作: 玉鼎姐 (@jinkeiki_shiji)様

【集団陣形棋(英語名:troop chess)】

  
集団陣形棋は、定められた5種類の陣形の下、常に3つの駒が移動、攻撃を行うこととなるオリジナルアブストラクトボードゲームです。

相手駒に自駒を重ねれば撃破することができる点は既存チャトランガ系ゲームと同様ですが、陣形形成に関わらない限り、個々の駒単独ではいかなる駒価値をも有せず、(周囲次第で価値変化するという)その点は囲碁に近いといえるかもしれません。

用いられる陣形は、直列、錐行(スイコウ)、斜突、楔形、蛇行の5種類

これらの陣形いずれかを組んだ3つの駒は縦横斜めの全方位8方向に進むことができます。ただし、陣形には方向があります。陣形一覧画像の△印が向いた方向が前方となり、その1方向には2歩進めることとなります(蛇行陣だけは前と前方斜めの3方向に2歩移動可能)。また、△印のついた先頭駒は前方方向にのみ強さを発揮し、攻守ともに効果を得ます。

この硬度概念と、その他のゲームルールは限られた字数とスペースで説明するには煩雑に過ぎるので、ツイッターでのルール説明モーメントを参照願います。

ルール説明

ゲームをしていての爽快感といえば、やはり相手の陣形を突き崩した時でしょうか。

縦横にガンガン進める錐行陣が、斜め型の斜突陣にあっという間に壊滅させられたり、同じ斜め型にしても、別方向からの楔形陣の強襲で斜突陣が崩壊したり。また、ゲーム後半で蛇行陣が大活躍したり。どんどん突き進んでも、陣形が突き崩されて孤立しては全く動けなくなりますから、兵站がいかに大事かというゲームでもあります。

9×9の盤面ですが、左右の盤対称を除いた純粋な初手可能性だけでも300通り近くあります。

このアブストラクトは2017年12月に開発されたものですが、今まで十分な普及の機会を見出せておらず、ルールを知る人も10人ほどにとどまっております。囲碁の九路盤でなくとも、将棋盤とオセロ駒があればプレイ可能ですので、よければチャレンジしてみてください。

またこの原理を応用しての、5駒移動の軍団陣形棋、8駒移動の戦争陣形棋も存在しますが、そもそも移動駒数や陣形形状・特性は個々人が自由にカスタマイズ可能な自由度は非常に高いゲームです。特殊ルールとして、事前移動駒数が1増える軍師駒、常に硬度補正+1の猛将駒、陣形全体の機動力1アップの名将駒の取入れなども可能ですが、こちらは通常版がより普及してからとなるでしょう。

*こちらの記事は同人ゲーム製作者様より提供頂いた情報を掲載しております。

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