『初心者向けボードゲームとは何か』本気で考えてみた。

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私にとって、『初心者向けボードゲームとは何か』は、いつも悩まされる答えのない問いです。

以前、Twitter上でこの問いをアンケートしたところ、多くの方から投票をいただき、選択肢以外にも多くのアイデアをいただきました。詳細は下のリンクから。

初心者を誘いやすいボードゲーム

私は、初めてボードゲームをされる方と一緒にゲームをすることが決まった時、何を持っていくのかどのようにゲームを進めるのかについて本気で悩みます。このように本気で悩むのは、最初にボードゲームをした経験は、その人の今後のボードゲーム人生に大きな影響を与えると考えているからです。

実際に、私は初めに懇切丁寧なインスト(ルール説明)と、ゲームの最中でもアドバイスをしてくれる親切なプレイヤーがいたおかげで、ボードゲームの魅力を十分に理解できました。一方、私の友人の一人は、不明瞭なルール説明や不親切なプレイヤーのせいで、ボードゲームをあまり好きになれませんでした

このように、最初の体験一つで、ボードゲームに対する印象は大きく変わります。

もちろん、一緒にボードゲームを囲むプレイヤーや、インストを行う人が最も重要で、プレイするボードゲームの種類は次点で重要なものであると考えています。しかし、その中でもボードゲームの魅力を初心者の方に対して最大限に伝えられるものはどれかを思索することは重要です。

今回は、ボードゲーム初心者、中でも、ボードゲーム未経験者と共に遊ぶゲームに必要な要素を抜き出し、それぞれにふさわしいボードゲームの一例をあげていきます。繰り返しますが、どれが正解ということはないと思うので、参考程度に見ていただけると嬉しいです。

ボードゲームを当記事ではアナログゲームと同義としています。




1.ルール把握の簡単さ・インスト(説明)の短さ

初心者向けボードゲームに必要な要素の一つとしては、ゲームの説明からプレイまでの時間の短さが考えられます。ゲームのルール説明を受けることに慣れていない方にとっては、この時間がストレスになることも考えられます。私の友人の中には、『重ゲー(長い時間のかかるゲーム)を遊んだ時に、説明の長さにうんざりしてプレイする前から疲れてしまった』という方がいました。多くのボードゲームを遊ぶにつれて、ルールを聞く際に感じるストレスはだんだん小さくなってきます。しかし、あまり説明を受けることに慣れていない方にとっては、ストレスの一つになることを憂慮する必要があるのかと思います。

もちろん、ここはインストを行う人の話力や、受け手のモチベーションに大きく作用されるため、初回から複雑なボードゲームを行っても何ら問題がないことも考えられます。

ルール把握の簡単さ・インスト(説明)の短さを軸にするのであれば、以下のボードゲームが初心者向けのゲーム例として挙げられます。

 

ナンジャモンジャ

『ナンジャモンジャ』は、頭と手足だけの絵柄の“ナンジャモンジャ”族12種類のカードを次々とめくるたびに、プレイヤーが頭に浮かんだ名前を与え、同じ絵柄が出た時に、その名前を最初に言ったプレイヤーがそのカードを獲得し、集めた枚数を競うゲームです。ルール把握にほとんど時間がかからず、1回のゲームが15分で終わる軽量級のゲームです。

 

ラブレター

『ラブレター』は、お姫様に恋したプレイヤーが様々な人の力を借りて、ラブレターを届けるというコンセプトのゲームです。ルールはシンプルで、カードを1枚もった状態で山札からもう1枚カードを引き、2枚のカードの一方のカードを場に出すというものです。1回のゲームは5分程度で行い、1巡するだけでルールが把握できるゲームになっています。

ルール説明はこちら

ラブレター~ルール簡略図解~

おばけキャッチ

2.ボードゲーム独自の魅力を最大限に伝えられること

初心者向けボードゲームに必要な要素として、独自の魅力を最大限に伝えられることがあげられます。単純で時間のかからないゲームは、その時その時では楽しんでもらえるものの、長期的にボードゲームを好きになってくれることには繋がらないかもしれません。そこで、ボードゲーム独自の魅力を伝えられるようなゲームが、初心者向けのボードゲームであるといえるのではないでしょうか。



私がボードゲーム特有の魅力として考えているのは、プレイヤー間の相互性疑似体験の2つです。相互性とは、実際にプレイヤーが向き合うことで、相手の顔の表情や会話を通じてその場その場で異なる感情的体験をすることが可能となることです。一方、疑似体験とは実際に自分で考え、コマやカード等を媒体にして実際に手を動かすことで、非日常の空間を体験することができることです。

このようなボードゲーム独自の魅力を体感できるものが、初心者向けであるとするのであれば、次のようなゲームがあげられます。

カタンの開拓者たち

カルカソンヌ

カルカソンヌは、カルカソンヌとは、古代フランスの世界でや道を作っていきながら、「ミープル」という駒を使って、点数を稼いでいくゲームです。プレイヤーの使える「ミープル」の数には限りがあるため、それらを上手に使っていくことが勝敗の鍵となります。
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カルカソンヌ~ルール簡略図解~

3.親しみやすいテーマや、人を引き付けるような見た目のコンポーネント

自分が物語に入り込みやすいようなテーマや、ボードゲーム自体の綺麗な見た目が、ボードゲームの世界に入るきっかけとなるような人もいます。魔法の世界や牧場経営、冒険の世界など、現在様々なテーマのボードゲームが発売されています。実際に、女性の方がボードゲームをやっている私達の姿を見て、興味を示してくれたこともありました。このように、自分の好きなテーマであったり、やっている姿が楽しいようなゲームは、初心者を引き付ける力があるかもしれません。



このような特徴を持つボードゲームとしては、次の二つが考えられます。

光合成

光合成とは、出来るだけ沢山の木を育てて枯らす(ライフサイクルを終える)ことを目的とするゲームです。木を育てるためには光合成をする必要があります。そのために自分の木に出来るだけ多く光を当て、そして他プレイヤーの木が出来るだけ日陰になるように森を作っていく必要があります。
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Photosynthesis ~ルール簡略図解~

キャッチ・ザ・ムーン


今回は『初心者向けボードゲームとは何か』について本気で考えてみました。

おそらく、この問いに対する答えは多岐にわたり、ユーザーごとに推しのゲームがあると思います。長くボードゲームに触れていると、初心を忘れてしまうことがあります。そこで、初心者の方を誘う際には、一度自分がボードゲームに初めて触れた時のことを思い出してみるのかもしれません。

経験者から初心者にボードゲームの魅力が十分に伝わり、ボードゲームの新しい未来を担うような、新たなボドゲ―マーが増えることを期待しています。

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