バベルボブルの合体は成功するのか?おにこんぼうと比べてみた-【ドラゴンクエストライバルズ考察①】-

ドラゴンクエストライバルズ

こんにちは、いとはきです。今回は、ドラゴンクエストをテーマにしたカードゲームバトルである『ドラゴンクエストライバルズ』についての記事について書いてみました。

今回考えるのは、トークンカードのバベルボブルです。バベルボブルは、第二弾パックである『解き放たれし力の咆哮』で登場しました。このカードがどのような立ち位置になるのか考察を行っていきます。

記事の要約とバベルボブルの説明

バベルボブルとは、MPコスト7、攻撃力7、体力10、速攻・2回攻撃持ちの超強力なモンスターです。しかし、バベルボブルは手札から直接盤面に出すカードではなく、盤面に出るには特殊な条件が要されるカードです。その条件とは、同じく新たに追加されたユニットであるバル&ベルボル&ブルの2枚のカードが自分のターン開始時に残っていることです。つまり、この2枚のカードを盤面に残した状態で、相手プレイヤーにに2枚のうちどちらかが除去されなかった場合、自分のターン開始時に2枚が合体し、バベルボブルが盤面に登場することとなります。

実際に、合体が成功しバベルボブルが誕生すれば、速攻が付与されているためそのターンから行動ができます。そのため、におうだちを有するユニットがいない場合や、ウォールが貼られていない場合。相手プレイヤーに対して、二回攻撃の分をあわせて7×2の14ダメージを与えることができるため非常に猛威を振るうカードとなります。

しかし、果たしてバベルボブルへの合体は、うまくいくのでしょうか?

今回の記事では、バベルボブル合体に至るまでの難易度を、類似したカードであるおにこんぼうと比較して考えてみます。




おにこぞうとおにこんぼう

おにこぞうとは、第一弾にパックで既に存在しているユニットです。ターン開始時の変化という点や、進化後には強力なユニットであるおにこんぼうに変身するという点でバベルボブルに類似しているカードです。

このカードは、実際にはあまり利用されていません。理由としては、以下の3点があげられます。

前列に配置する必要があるため、ブロックで守りづらい。また、前後の位置を変えられてしまうと効果が発動しなくなってしまう

体力が2なので、ユニットや呪文ですぐ除去されてしまうそのため、次のターンの開始時まで生き残りづらい。

 

おにこんぼうに変身できても、そのターンにすぐ攻撃することができない

確かに、おにこぞうおにこんぼうへの変身が安定してできれば、強力なカードです。そのため、その場でデッキを構築する闘技場では、このカードが生き残ることも多く、このカードの力が発揮されることも多いようです。しかし、ランクマッチでは、現在は除去魔法カードや特技、ユニットの攻撃などにより簡単に処理されてしまいます。ゆえに、あまり強いカードとはいえないかもしれません。

さて、バベルボブルと立ち位置が似ているようなこのカードは、一般的にあまり強くは無いカードとされています。それでは、バベルボブル自体の性能に戻って考えてみましょう。


バベルボブル合体の難易度

まず、バル&ベルボル&ブルの能力についてそれぞれ確認していきましょう。バル&ベルはMPコスト4攻撃力2体力6、ボル&ブルはMPコスト3攻撃力3体力2二回攻撃持ちのユニットです。バベルボブル誕生のためには、この二体のユニットが、次のターンまで生き残っていなければなりません。

さて、おにこぞうと比べて考えてみましょう。この二体のユニットは、おにこぞうの場合と異なり、前列指定はありません。そのため、他のユニットによって二体が倒されないようにブロックすることができます。

しかし、合体の難易度は非常に高いと考えられます。理由としては二つあります。

①ボル&ブルの体力の低さ

ボル&ブルの体力は2です。このステータスでは、MPコスト1攻撃力2のユニットに相打ちにされたり、速攻メタルボディを有するはぐれメタルに対して一方的に処理をされたりする可能性があります。このカードを倒されることなく次のターンを迎えるのは非常に難しいと考えられます。

②2つのユニットを残す難しさ

おにこぞうの場合では、1体のユニットを残すことに注力する必要がありました。しかし、バベルボブルの合体には、二体のユニットのどちらも次ターン開始時まで生存させておく必要があります。そのため、片方が死亡すると合体は失敗に終わります。これは、おにこぞうよりも生存させることは困難なように思えます。

以上の理由から、バベルボブルへの合体は困難だと考えられます。




『かばう』を使用してバベルボブルを合体させるコツと問題点

バル&ベルボル&ブルを合体させるのは難しいですが、それを補助するようなカードがあります。例えば、この『かばう』は戦士であるテリー専用の特技カードですが、バベルボブルの合体を補助します。このカードを使うと相手はリーダーにしか攻撃できなくなります。そのため、バル&ベルボル&ブルの二体が場に出ている状態で使うと、相手に有効な解決策がない場合にはバベルボブルへの合体を成功させることができます。

しかし、もちろんこのコンボには大きな欠点があります。おにこぞうでもかばうを用いて同様の戦略が取られたそうですが、余り成功率が高くありませんでした。というのは、運の要素が大きく関わってくるためです。



まず、プレイヤーはこのカードとおにこぞうを手札に持っていなければならないこと。つまり、ドローの運が必要になります。また、この特技カードを使うことで、1コスト分を無駄にしなければなりません。おにこぞうの場合でも、このコンボができるのは4ターン目からになります。そのため、変身のターンは1ターン遅れることとなります。

一方、バベルボブルでこの戦略を取る場合は、さらに運の要素が大きくなります。これは、バル&ベルボル&ブル、そして『かばう』の3種類を手元に持っておく必要があるからです。おそらく、勝負によってはバル&ベルばかりをドローしてしまい、ボル&ブルが引けないという試合も生じることかと思います。また、これをおにこぞうのコンボと同じように1ターンでやろうとすると、できるターンは8ターン目になってしまいます。終盤であるこのターンにできる動きとしてはあまり強くなく、さらにリーダーがそのターンのダメージを全て負ってしまうことになります。そのため、あまり理想的な流れではないように思えます。


バベルボブルは非常に強力なカードではありますが、合体条件が非常に難しいカードでもあります。複数のカードを絡めれば、合体できないこともないかもしれませんが、あまり登場に見合ったコストではないかもしれません。

このような理由から、ランクマッチで第一線で活躍するカードというよりは、このカードを主軸にしたファンデッキが作られるというのが自然な流れとなると考えられます。

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