更新日 2021年10月11日
UNOといえば、子供から大人まで楽しめるパーティーゲームの名作です。シンプルながら、奥深い駆け引きが楽しめるゲームであり、1971年に当作が発売されてから40年以上の間人々に遊ばれ続けています。
UNOを遊ぶ際には、パーティゲームである性格上、あまり勝ち負けにこだわることはありません。みんなで盛り上がり楽しむことが第一であり、勝敗は二の次となるのが普通の流れではないでしょうか。
しかし、ここぞという場面、どうしても勝ちたい時もあるかと思います。子供の手本となりたいとき、友人と小さな賭けをしているとき、異性の前でいいところを見せたいとき…..。そんな状況に面した時は、本気で戦略や勝ち方を考える必要があります。
そこで、今回は少しでもその手助けができるように、戦略・攻略についてまとめていきます。この記事では、必勝法ではないものの、知っているか知らないかで大きく差がつく3つのポイントを考えていきます。
※今回の記事では、2枚出しルールやチャレンジルールといった、近年追加された公式ルールではなく、周囲との協議の下、一般的に普及していると思われるルールを用いて解説しております。
ポイント1 『ウノ!』の一つ前を考えよう。
UNOは、自分の手札をすべて出し切ることが目的のゲームです。そのため、何回手札が1枚になっても、その1枚を場に出せなければ、勝利することができません。そのため、重要なのは、勝利までの流れを作り上げることです。
勝利までの流れとして、考えていきたいのは、カードの『色』です。UNOでは、同じ『数字』か同じ『色』であれば、場に出すことが可能となります。しかし、手札が1枚になった時に、同じ『数字』であがれることは稀であり、ほとんどの場合は同じ『色』であがることになります。
そのため、二枚持っている段階で、カードの『色』を揃えることで、上がることができる可能性は大幅に上がります。しかし、このような戦略は、画像のように場の色と手札の色をそろえる必要があり、難しいと考えられます。
そこで、この考え方を用いたうえで重要な戦略として考えられるのは、ワイルドカード・ワイルドドロー4を用いた戦略です。
ワイルドカード・ワイルドドロー4は、場の札の色を塗り替えることができるカードです。そのため、ワイルドカードを出すことで、自分の持っているもう一枚のカードへとつなげることができます。また、ワイルドドロー4を出したときに、相手がワイルドドロー4を持っていない場合においては、相手はパスと同じ扱いを受けます。そのため、円滑に自分の勝利へとつなげることができる、非常に効果的な1手となります。
このように、ワイルドカード等を効果的に用いて、『ウノ!』に向けた道のりではなく、手札を出し切るための方法について思索してみることが1つ目のコツとなります。
ポイント2 重要なカードの枚数をインプット、カウントしてみよう。
UNOの「カードが種類ごとに何枚あるか」を意識したことはありますか?実は、種類ごとの枚数は次のような分布になっています。
数字カード | 0 | 各色1枚 | 4枚 |
1~9 | 各色2枚 | 72枚 | |
特殊カード | スキップ | 各色2枚 | 8枚 |
リバース | 各色2枚 | 8枚 | |
ドロー2 | 各色2枚 | 8枚 | |
ワイルドカード | – | 4枚 | |
ワイルド・ドロー4 | – | 4枚 |
【UNO カードの種類と枚数まとめ】
ここで重要なのはワイルドカードとワイルド・ドロー4の枚数です。この2種類のカードは、ゲームの勝敗を大きく左右するカードです。そこで、このカードの枚数をプレイヤーが何枚消費したかをカウントすることで優位に立つことができます。
というのは、この二種類のカードは枚数が少なく、各4枚しかありません。そのため、主要な場面で、もうワイルドカード・ワイルド・ドロー4が存在しないという機会に出会うことがあります。
特に、自分がワイルド・ドロー4を持っており、相手の手札にワイルド・ドロー4がないと分かっていれば、安心してワイルド・ドロー4を場に出して攻撃することができます。
また、友人や家族とプレイする際には、UNOの1ゲームが終わった時にデッキが余っていれば、そのままシャッフルせずに2ゲーム目がはじまるとがあるかもしれません。デッキがシャッフルされないのであれば、カウントは続行でき、相手よりも情報を多く保有することができます。
UNOのすべてのカードを覚えることは、おそらく不可能だと思いますが、ワイルドカード、ワイルド・ドロー4の二種類のカードの枚数を把握することは可能だと思います。
ポイント3 相手が何のカードで待っているか考えよう。
相手に「ウノ!」と言われた際には、思わず焦ってしまいますよね。どのカードを出したとしても、相手が勝ってしまうのではないかとさえ思ってしまいます。
しかし、そんなときにこそ相手に残されたもう1枚のカードを推理することが重要となります。このとき、推理のための判断材料としてはどのようなものがあるでしょうか。ここでは、大きく二つの要素が挙げられます。
①相手が『ウノ!』の直前に出したカードの『色』
②相手がそれまでに出せずに引かされたカードの『色』
それぞれについて考えていきましょう。
①相手が『ウノ!』の直前に出したカードの『色』
これは、ポイント1でも確認しましたが、相手の手にある最後の1枚は、その前に出した1枚と戦略的に大きな関わりがあります。そのため、相手の出したカードの『色』に着目してみましょう。もし、相手が勝ちに行くことを考えるのであれば、同じ『色』のカードである可能性が高いです。
そのため、同じ『数字』のカードで『色』を変えるか、ワイルドカードやワイルド・ドロー4を守りとして使用することによって、相手のあがりを阻止することができると考えられます。(スキップやリバースなどの特殊カードでの上りが禁止になっているローカルルールを適用した場合は、相手はワイルドカードを返すことができないので確実にワイルドカードを使って防御することができます。)
②相手がそれまでに出せずに引かされたカードの『色』
守りの際には、こちらの要素の方が重要な判断材料になるかと思います。UNOでは、出すことのできるカードが手札にない場合、デッキからカードを1枚手札に加える必要があります。実は、この動きが相手の手札を把握する大きなヒントとなっています。
例えば、相手が場のカードが赤の時に、カードを手札から出さずにデッキから1枚引いた場合を考えましょう。この時、相手の手札に赤がないことは明白です。赤がないことを記憶しておけば、場を赤以外に変えれば、相手に上がられる心配がないことはもちろんわかります。さらに、この情報は相手のカードが少なくなればなるほど効果的に働きます。赤がない場合、相手は1枚カードを引きます。その後、自分が緑の色に変えたとしましょう。この時、さらに相手が1枚カードを引いたら、相手は赤も緑も持っていないことになります。そうなれば、相手の持っているカードは、青または黄色であると導けますね。
このように、『ウノ!』されたことをピンチと思うのではなく、むしろいったん冷静に考えることでチャンスに変えることができると考えられます。
さて、いかがでしたでしょうか。今回は、UNOで勝つための3つの戦略について考えました。このような戦略は、多くの方が無意識的に行っていると思います。しかし、これを意識的に行うのかそれとも無意識的に行うのかで勝敗は大きく変わると考えられます。
普段、UNOで勝敗を気にすることはあまりないかもしれません。しかし、どうしても勝たなくてはならない時が訪れたときは、どうかこの記事を思い出してみてください。
UNOの拡張版
ちなみに現在UNOには以下の様な拡張版も出ています。通常のプレイに飽きた方は試してみてはいかがでしょうか。
【UNOの進化系!? スロットを回して、よりスリリングなゲームを楽しめる】
【運が悪いとカードが飛び出す!?迫力満点のUNOアタック】