初心者のためのドミニオン攻略~すぐに使える3つの戦略・テクニック~

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『ドミニオン』は初中級者向けのデッキ構築型ボードゲームです。遊戯王やデュエルマスターズなどのカードゲームの面白さを内包しつつ、自分でカードを自由にデッキに入れるのではなく、ゲームごとに与えられたカードの中でデッキを組む楽しさが味わえます。

一方で、このゲームは初心者と熟練者との間で大きく差がつきやすいゲームになっています。というのは、このゲームではいくつか理解しなければならない重要なポイントがあるからです。それは、具体的な戦術やテンプレが既に存在しているというよりは、このゲームの特有な考え方に起因するものです。今回は、初心者の方に向けて、これだけは絶対に知ってほしい、これだけは押さえてほしいというものに限定して3つの考え方をお教えしたいと思います。

今回の記事を通じ、3つの基本的な考えを意識することで、初心者の壁を乗り越えることを目指しましょう。


『廃棄』『圧縮』メリットを理解する

このゲームを初めてプレイするときにつまづくのが、『捨てる』『廃棄する』の違いです。「捨てる」が1時的にデッキから取り除き、あとでデッキに再び入ることを意味するのに対して、「廃棄する」はデッキから取り除くことを意味しています。私が何人かの未経験者に対してこの説明をすると、「廃棄」という行為の意味について余りピンと来ないプレイヤーが多い印象を受けました。

 

実際に、私がドミニオンを初めてプレイした時も、「廃棄」メリットが全く分かりませんでした。ゲーム中、周りのプレイヤーが、銅貨屋敷を廃棄していくことに疑問を持ちながら、0コストで購入できる銅貨をひたすらためこんでいました。すると、終盤になって思うように高いコストの植民地を購入していく他プレイヤーに対し、私は不要なカードばかりが手札にきて何もできませんでした。

これは、運が悪いわけではありません。デッキの構築を行う際には、いかに効率的にデッキを回すのかが重要になっていきます。効率性は、デッキに含まれているカードの価値と枚数から導かれます。低い価値のカードがデッキに多量に含まれていると、当たり前のことですが低い価値のカードが手札にくる可能性は高くなります。そのため、『廃棄』を用いて、デッキを『圧縮』していくのが一つの考え方となります。

金貨や銀貨などの価値の高いカードを保ちつつ、不要な銅貨や屋敷などは『廃棄』して『圧縮』していく。これによって、質の高いアクションカードや財宝カードをデッキから引くことができる可能性を高めていく。このような考え方が、ドミニオンにおいて重要なポイントとなっていると考えられます。

具体的な戦術として、礼拝堂圧縮戦術の記事を下にあげておきます。この戦術をすれば勝てるというわけではなく、『廃棄』『圧縮』のメリットを示すいい事例となると考え、取り上げました。

礼拝堂デッキ圧縮戦略:ドミニオン

ドミニオンには様々な戦略がありますが、そのの中から、礼拝堂のアクションカードを使い、デッキの圧縮を行う戦略につ…

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このように、『廃棄』を有効に使ってデッキを『圧縮』する考え方を身につけましょう!

 

【ドミニオンをもっと楽しめる拡張版】


コンボとその起点を理解する

ドミニオンの面白さの一つとして、アクションカードを組み合わせることでコンボが生まれることです。原則として、アクションカードは1ターンに1枚までしか出せません。しかし、「+アクション」の効果を有するアクションカードを起点にすることで、アクションカードの効果を1ターンに何度も発動させることができます。

 

 

例として、「村」「祝祭」などが代表的なコンボの起点としてあげられます。これらの起点のカードになるカードは、手札の枚数を保ちつつも、次なるアクションカードにつなぐことができる役割を担います。

代表的なコンボとしては「村」×「鍛冶屋」や、「祝祭」×「書庫」等があげられます。ここでは、簡単にこれらのコンボについて説明します。

「村」×「鍛冶屋」

3 +1 カードを引く +2 アクション
鍛冶屋 4 +3 カードを引く

「村」×「鍛冶屋」によるコンボは、非常にわかりやすいかと思います。「村」の効果で、プレイヤーはアクションカードをあと2つ使うことができます。そこで、手札にある「鍛冶屋」を使いカードを3枚引きます。

まだ、もう1アクション残っているため、再度「村」につなげることもできます。すると、また「鍛冶屋」につなげる動きができます。このように、手札を増やす動きを繰り返していくとデッキを全て手札に加えることができる場合もあります。

手札に多くの財宝カードが加われば、高コストの「属州」等の勝利点カードを獲得することができるようになります。

 

「鍛冶屋」に限らず、「村」と手札を2枚以上増やすアクションカードを組み合わせることで、手札を増やしていくコンボが成立します。「村」はアクションを増やすのみならず、カードを1枚引く効果を有しています。そのため、「村」以外のアクションカードが手元になく、「村」から他のアクションカードにつなげられないという事故が起こりにくいという特徴があります。

以上のことから、「村」は起点になる重要なコンボカードの一つとなります。この「村」を用いたコンボは、シンプルで分かりやすく、初心者の方でも覚えやすい戦術かと思います。



「祝祭」×「書庫」

祝祭 5 +2アクション +1 カードを購入 +2金
書庫 5 長文につき、下記画像参照

「祝祭」×「書庫」は、「祝祭」で減ったカードを「書庫」によって補填してくというコンボです。「書庫」は、カードの効果が少しややこしく、初心者に敬遠されるカードの一つです。

この効果を簡単に説明すると、「手札が7枚になるまで引ける。また、不要なアクションカードは捨て札にできる。ただし、勝利点カードと財宝カードは捨てられない」ということになります。

「祝祭」は、同じ+2アクションの効果を持つ「村」と比べると他の追加要素が含まれていることから、カード1枚のパワーとしては協力です。

 

 

しかし、「祝祭」自体にはカードを引く効果が含まれていないことから、「村」よりも手札に他のアクションカードが来ないという事故が起こりやすくなっています。

「祝祭」×「書庫」のコンボは、このようなリスクをできる限り抑えることを目的とするものです。「書庫」の効果によってカードを確実に補給し、「祝祭」の効果を最大限に発揮します。カードを補給するだけではなく、「祝祭」自体にも+2金と+1 カード購入の効果が含まれているため、「書庫」で引いた他の財宝カードと組み合わせて、コストの高い属州等の勝利点カードを購入することができます。

懸念点として、手札に「祝祭」「書庫」の二つのカードが配られた時点でない場合には、このコンボが使えないというものがあります。しかし、非常にパワーが高く強力な戦術の一つであり、おすすめの戦術の一つです。

 

以上、「村」×「鍛冶屋」「祝祭」×「書庫」のコンボを説明しました。他にも、多くの戦術があると思いますので、自分で探し出してみてください。このようなコンボを見つけることが、ドミニオンにおいて重要な要素の一つとなっています。


「勝ちにいく」タイミングを理解する

デッキを組むことに集中しすぎて、いつの間にかゲームが終わっていたことはありませんか。このゲームの勝利条件は、「ゲーム終了時に1番多く勝利点を有していること」です。そのため、ゲーム終了時にデッキの中にどれだけ金貨が入っていても、勝利点カードがなくては、ゲームに勝利することはできません。このことから、勝利点カードをゲーム内に獲得することが求められます。

 

しかし、勝利点カードゲーム終了時には勝敗を左右する重要なカードであるにもかかわらず、ゲームの最中においては戦略の邪魔になりかねない意味のないカードです。そのため、どのタイミングでデッキに組み込むかが非常に重要となります。他プレイヤーに先を越されてしまうと、どれだけ良いデッキが組めていたとしても、意味がなくなってしまいます。

ゲームの終了条件は、「アクションカードの束のうち3つがなくなること、または、「属州」の束がなくなることのいずれかどちらかの条件が満たされた時です。」ここで、意識してほしいのは、勝利点カードの中の「属州」の枚数です。1枚で6点という非常に質の高いカードであり、「属州」の枚数が勝敗に直結します。さて、1ゲームで使われる属州の枚数は、2人プレイであれば8枚、3~4人プレイであれば12枚です。この枚数を覚えていることは非常に重要になります。この理由としては、「属州」を半数を超えて獲得することができれば、大きく勝利に近づくことができるためです。

「属州」の枚数には限りがあることから、争奪戦に負けてしまえば勝利を逃すことになりかねません。場の残りの「属州」の枚数のみならず、余裕があるのであれば、どのプレイヤーが何枚「属州」を持っているか把握しておくのもよいかもしれません。

具体的なタイミングとしては、自分の理想のデッキが完成し、『属州』をデッキに加えたとしても、デッキが回ると確信した時がいいかと思います。『属州』は先に述べたように、ゲーム中には邪魔になってしまうものです。そのため、多少の不純物が混ざったとしても、デッキを回転させることができるタイミングで、『属州』の獲得を行うことが通常の流れとなります。

しかしながら、他プレイヤーが『属州』の回収をし始めた際には、デッキが心もとなかったとしても、『属州』争奪戦にチャレンジしたほうが良い場合もあります。時間が無制限であればデッキを自由に作る時間がありますが、限られた時間の中で行う以上妥協も必要です。

このように、常に『属州』を獲得するタイミングを伺うことが、主要な考え方の一つであると考えられます。




以上、当記事では3つの戦略・テクニックを紹介しました。ドミニオンは、自分でデッキを構築していくという珍しいゲーム性であることから、独特な考え方が必要となります。今回は、その基礎となるような考え方を紹介できたのではないでしょうか?

初級者と上級者でかなり差がつきやすい性質を持っているため、最初は歯が立たないこともあるかもしれません。しかし、それぞれのアクションカードの効果や当記事で紹介した3つのポイントを理解すれば、十分に対抗できるようになっていくはずです。

それでは、当記事が皆様のボドゲライフをより豊かにするものとなれば幸いです。

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