ドミニオン基本版全25種類のカードを徹底評価!!!(コスト2編)

更新日 2018年12月2日

ドミニオン基本版には、全部で25種類のアクションカードが入っています。ゲームでは、この中から10枚のカードをランダムに選択します。しかし、どのカードが強くどのカードが弱いのかは、ゲームを始めたばかりでは、体感しづらいかもしれません。そこで、当記事では全25種類のカードを、コンボとして用いることができるカードとともに、コストが低いものから順に5段階で評価していきます。

評価としては、汎用性決定力即効性の3つの軸から定めています。汎用性とは、そのカードが他のアクションカードがどのようなものであっても使いやすいものであること。決定力とは、そのカードの効果が直接的な勝利へとつながるものであること。即効性とは、そのカードの効果が序盤から発揮されやすいものであることを示しています。

【★★★★★】 最優先でとってほしいオススメの強いカード

【★★★★☆】 できれば取りたいカード

【★★★☆☆】 状況によって取るか取らないか判断が必要なカード

【★★☆☆☆】 あまり強いとはいえないカード

【★☆☆☆☆】 ほとんど取る必要がない弱いカード




コスト2

 

地下貯蔵庫 総合評価【★★★☆☆】

汎用性【★★☆☆☆】

決定力【★★☆☆☆】

即効性【★★★★☆】

初見だと、強そうに見えるが、実はそれほど強くはないカード。テキストだけをみると、地下貯蔵庫がデッキに入っているのならば、無限にデッキを回せるのではないかと考えつきます。しかし、実際にやってみると、地下貯蔵庫自体が捨て札に置かれるため、地下貯蔵庫を使うたびに手札が1枚ずつ減っていくことに気づきます。序盤に勝利点を引き直したり、いらないアクションカードを捨てるなど、使い道はあるものの、使ってみるとあまりパッとしないカードかと思います。

状況によっては、コンボの起点として使えることがあります。例えば、勝利点や財宝カードを捨て、村や鍛冶屋などのコンボカードを引きに行くことを狙えます。このように、コンボカードを引けない際の事故を防ぐためのカードとしての役割を担います。

以上のことから、即効性はあるものの、決定力汎用性には劣るカードと考えられます。



礼拝堂 総合評価【★★★★☆】

汎用性【★☆☆☆☆】

決定力【★★★★★】

即効性【★★★★☆】

廃棄によりデッキ圧縮を可能にするカードです。序盤にいらない勝利点銅貨を廃棄し、デッキを回転させることができます。基本的な戦略としては、デッキを金貨等の価値の高い財宝カードと鍛冶屋や研究所等の強力なドローカードで満たすものがあげられます。また、魔女の効果により、呪いがデッキに混ざってしまった場合にも、このカードを用いて対処することもできます。効果は非常に強力なカードであり、礼拝堂をとるかとらないかで、戦略が確定してしまう場合があるほど、大きな分岐点となるカードです。

しかし、このカードは他のアクションカードの種類によって大きな影響を受けます。例えば、泥棒などのカードが場にある場合は、確実に自分のデッキから金貨が出て行ってしまうこととなります。そのため、確保するかどうかが非常に難しい中上級者向けのカードと言えます。

そのため、どの盤面でも使えるというわけではなく、デッキに加えるか無視するべきかの判断が要されます。したがって、汎用性はないものの、決定力即効性には秀でているカードです。



 

堀 総合評価【★★☆☆☆】

汎用性【★★☆☆☆】

決定力【★☆☆☆☆】

即効性【★★☆☆☆】

 

アタックカードの防御ができ、かつ、そのまま使ってもカードを2枚引けるカードです。一見、保険として持っていたいカードとなるが、実はそれほど強くないと感じます。理由としては大きく二つあげられます。

ひとつは、アタックカードを受けても手元にない場合が多いことです。このカード自体の効果が、手元にあって初めて発揮されるため、このカードをデッキに入れてあっても、手元に来なければアタックカードを防御することはできません。

もう一つは、このカードを購入してデッキに多く入れると、デッキ自体が弱くなることです。カードを2枚引くという効果は、それほど強くありません。また、アクションを増やす効果もないことから、次につながらず、コンボも途絶えてしまいます。そのため、このカードがデッキにあればあるほど、デッキが弱くなると考えられます。

したがって、アタックカードがない盤面ではとる必要が一切なく、アタックカードがある場合においても、取るかどうかを真剣に考える必要があると考えられます。

そのため、汎用性即効性はなく、決定力の面でも大きく欠けるカードです。




コスト2のカードにおいて、ゲームにかかわるのは礼拝堂かと思います。圧縮戦略ができる際には、ゲームの決め手にもなるような強力なカードです。しかし、あまり有効では無い盤面ではまったく意味を持たないカードにもなりかねません。そのため、その場その場に応じて戦略を練る必要があると考えられます。また、地下貯蔵庫やは、更なる注意が必要です。必要以上に購入しすぎてしまえば、不要なカードとしてデッキに残り続けてしまいます。

コスト2のカードは気軽に購入しがちですが、本当に必要なのかよく考えてから購入しなければ、ゲーム終盤で大きく相手に遅れを取ることになるかもしれません。最初だからこそ、慎重な判断を行うように気を付ける必要があると考えられます。

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