更新日 2018年2月21日
遊戯王の第六〜七巻では、バクラと遊戯が命を懸けてボードゲームで戦うストーリーがあります。
ゲームマスターのバクラは、圧倒的なレベル差ので優位に立った上で、さらにイカサマテクニックや洗脳ダイスというチートアイテムを使って、初心者である遊戯達に襲い掛かります。そして遊戯達はそれに真っ向から挑んで行きます。
この話では、遊戯達はその持ち前の勝負強さでダイスで良い目を出すことで勝利することが出来ました。通常の運の持ち主では、バクラに勝つことは出来なかったでしょう。
そこで、このゲームで遊戯達が実際に生き残れる確率をザックリ計算してみました。
(このゲームでは2つの10面ダイスによって全てが左右されます。出目は00〜99で00に近いほど強く、00〜09はクリティカルと呼ばれ特に強い数字です。)
※ 遊戯は常にクリティカルを連発していましたが、全て挙げるとキリがないので、特に勝敗を決めると考えられる場面だけを考えました
・ポギーを仲間に
ポギーはラスボスとの最終決戦で勝利に不可欠の働きをします。ここで仲間にできなければ勝てなかったでしょう。
仲間に出来る確率は50%でした。
生存率50%
・柱トラップ
2つ目にしてここが一番の難関です。ダイスを振って3回以内に33を出さないと行けないという鬼畜。
3ターン以内に33を出せる確率は…
生存率3% ( 1- (99%×99%×99%))
それでも遊戯は信じる力()で何とか乗り切ります
・先制攻撃
ゾークの攻撃とアンズの回復魔法の先制権を賭けてダイスを振ります。遊戯達は瀕死状態だったのでここで回復出来なければ敗北していたでしょう。
バクラは洗脳ダイス(チートアイテム)を使っていなかった(使っていたつもりだった)ので、単純に勝率は50%です。
生存率50%
・バクラ(表)の救出
遊戯達はゾークの中にいたバクラ(表人格)を助けます。ここでバクラ(表)を助けられなければ、その後のゾークの攻撃を凌げないのでゲームオーバーです。
バクラ(表)を助けられる確率(クリティカルが必要と想定)
生存率10%
・弱点への一撃
ゾークの最強の必殺技の後、弱点が露呈します。ここでクリティカルでゾークに決定打を与える事が出来なければ、ゾークに勝利することは出来なかったでしょう。
生存率10%
まとめ
以上を踏まえると、これらの困難をダイスの運で乗り越えることが出来る確率は、
50%×3%×10%×50%×10% = 0.0075%
つまり、最低でも約13万人に1人の確率でしか生き残れないゲームだったと言えます。
・番外編
ちなみに最後に遊戯達が元に戻るためには、クリティカルを出す必要がありました。本編では一回しかダイスを振っていないように見えますが、クリティカルが出る確率は10% なので、50%の確率で7回以上振ってます。