更新日 2018年6月16日
おすすめ度 ピロQ ★★★★☆ いとはき ★★★☆☆
交易王は、商人となって船団を使って交易を行いお金を稼いでいくゲームです。藍・塩・麻・胡椒・銅・綿の6つの商材があり、それらの価格は需要と供給によって変化していきます。プレイヤーはその市場を操作し、または市場の流れを読んで自らの利益が最大になるように交易をしていきます。
このゲームの魅力は、戦略性の奥深さです。ゲームの最終的な勝敗は持っているお金の大小によって決まります。しかし、ゲームの途中では稼いだお金を使って新たに舟を追加で買ったりする事で、効率よく稼げる様になっていきます。なので序盤は「投資」を重ねてゆき、後半はひたすら「回収」を行っていくような展開となります。この「投資」と「回収」のタイミングや、何に投資をしてくべきか、また市場の流れをどう読みどう作っていくか等、様々な観点から戦略を考えていく必要があります。なので、このゲームは非常に戦略性が高いゲームだと管理人のピロQは評価しています。
一方でこのゲームは戦略の幅が広いものの、それらにはある程度の正解・不正解があると感じます。例えば2人プレイの場合は、港を買ってはいけません。なぜなら、ゲームの展開的に他のカードに比べて遥かに費用対効果が悪いからです。そのようにルールとは別で「考え方を知っているか否か」によって、大きく差が出てしまうゲームではあります。なので、ボードゲームをガチで遊びたい人にオススメなゲームです!
*なお、このゲームの「投資」と「回収」の考え方に関しては実際の経営学にある程度通じるものがあります。なので、それについて考察した記事も以下にあるので宜しければご覧ください。