ビブリオス

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おすすめ度 ピロQ ☆☆☆☆☆ いとはき ★★★★☆

                                                          

 
 

『ビブリオス』は、中世欧州の領主であるプレイヤーが、他のどのプレイヤーよりも立派な書庫を作り上げることを目指すゲームです。少し、コアなテーマですよね。世界史で習うかもしれませんが、グーテンベルクという方が活版印刷術という方法を開発するまで、製本は手作業で行われていました。もちろん、字も一つ一つ人の手で書き写していきます。非常に大変で時間のかかる作業でした。今回は、そんな時代の煩雑な製本づくりがテーマになっています。

このゲームは、勝利点である5色のサイコロを獲得し、獲得したサイコロの目の合計数によって勝負が決まります。「結局最後はサイコロの目?運じゃん」と不思議になるかもしれませんが、このゲームでは運要素となるようなサイコロを振るという行為は一切ありません。それでは、順を追って説明します。このゲームには、サイコロの色に対応する5色のカードがあります。5色のカードは左上に数字が描かれており、ゲーム終了時に各色のカードの数字の合計数が最も多いプレイヤーが、それぞれ対応する色のダイスを獲得できます。それでは、どのようにしてこのカードを獲得するのでしょうか。

このゲームには「寄進フェイズ」「競りフェイズ」の2つの段階があります。「寄進フェイズ」は「競り」を行うための資金作りを行います。一方、「競りフェイズ」では、プレイヤーが「寄進フェイズ」で獲得した金貨カードを使って、競りを行っていきます。「寄進フェイズ」の中では、教会の絵が描かれたカードが現われることがあります。このカードを引いたプレイヤーが、勝利点として最後に獲得できるサイコロの目を上下させることができます。相手がどの種類のカードを集めているのかを考えることや、競りの際にどこまで価格を吊り上げられるのかなど、様々なことを考えさせられるゲームです。

このゲームはやってみると非常に楽しいですが、中級者向けのゲームだと思います。「寄進フェイズ」における動きや、競りのシステムがすこしだけ煩雑に感じました。また、テーマなどから、初心者が少しだけ身構えてしまうことがありました。一方、ボードゲームとしての完成度は非常に高いです。ダイスの目が変わることから、自分の当初決めていた戦略に修正が必要となることがあり、その場に応じた判断が要されます。また、相手がどのダイスの目を上下させるかを見ることで、相手の集めているカードを推理する要素も魅力となります。さらに、競りゲーとしての魅力もあり、いくらまで価格を吊り上げられるか、どれだけ安く買えるかという要素を考えるのも非常に楽しい作品です。中級者にオススメできる、競りゲーの名作かと思います。



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